バレエシャンブルウエスト「ルナ　月の物語かぐや姫」は、2022年に「八王子車人形（西川古柳座)」が国の重要無形民俗文化財に指定されたことを機に、同郷から世界に向けて活躍する姿に感銘を受け、2004年の共演以来芸術的向上、文化継承に目標を共にする両者の信頼関係のもと再上演を企画し、前回を上回る地域の文化向上と発展への貢献を目標とし創作バレエを開催。
竹取物語をベースに月（LUNA）と地球を結ぶ愛の物語を題材とし、月の世界で愚行を繰り返す娘KAGUYAが人間世界へ心の勉強に地球へ送り出し物語が続き、車人形は、地球でKAGUYAを迎える翁と媼の重要な役割を演じる。
2008年初演の作品が回を重ねる事により生まれる作品の熟成度と、継承活動の充実、地域の活性化を視野に入れ再演。平成23年度文化庁芸術祭優秀賞受賞の栄誉を継続すべく音楽、美術、衣裳、振り付けなど手直しを加え、芸術的向上を目指し上演。