常磐津節は200年以上前に江戸で生まれて江戸で育った日本の伝統音楽である。その常磐津節の中でも大切に継承されてきた名曲「お光狂乱」「関の扉」に、流派を超えた若手演奏家たちが集い演奏に挑戦した。歌舞伎公演でも高い技術を持った演奏家が揃わない限り演奏することがない作品だが、若手演奏家のみで挑んだ。
常磐津千寿太夫本人が解説をおこなってその後演奏をすることで、客席との一体化が生まれ、「関の扉」が終わった瞬間の拍手は、これまでの演奏会とは違う盛り上がり方であった。
またSNSを通して情報を発信することで「常磐津を聞いてみたい」という新しい観客にアピールした。
プログラム
「お光狂乱」
「関の扉」積恋雪関扉
浄瑠璃:常磐津千寿太夫・常磐津松希太夫
三味線:常磐津都史・岸澤
【常磐津千寿太夫】
昭和56年、東京都生まれ。平成5年に名前を許される。歌舞伎興行や日本舞踊、舞台やテレビ、ラジオなど多数出演。祖父は昭和の大名人 常磐津千東勢太夫である。
常磐津千寿太夫
chizutayu@gmail.com
原宿 アコスタディオ(東京都渋谷区)
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