アーツカウンシル東京の事業

サントリーホール サマーフェスティバル2023

  • 団体名 : 公益財団法人サントリー芸術財団 サントリーホール
  • 区分 : 区分なし
  • 助成タイプ : 単年

事業概要

■ザ・プロデューサー・シリーズ 三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン
その年のプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り、作品を紹介するシリーズ。2023年は、アルゴリズミック・コンポジションなど、変幻自在な活動を続ける作曲家の三輪眞弘をプロデューサーに迎え、アート・コレクティヴKITAとガムラングループのマルガサリと共に、従来のコンサート形式だけでなく「プロジェクト型」のコンサートを同時に試みることで、「ガムランのコスモロジー」を表現する。会期中はコンサートとプロジェクトの出演だけでなく、ガムランの本場であるインドネシアの街をサントリーホール内に交差させる。まるで現地を訪れたかのような会場セットに新作の初演、夜会や屋台までもが開かれ、サントリーホールはガムランの響きとともに三輪眞弘の世界観が具現化される広場となった。

■サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 45(監修:細川俊夫)
テーマ作曲家 オルガ・ノイヴィルト
世界の第一線で活躍する作曲家へ管弦楽作品を委嘱し、多角的に紹介するシリーズ。今回は、2019年にウィーン国立歌劇場史上初となる女性作曲家として同劇場からの委嘱オペラ『オルランド』を上演し、世界的に大きな話題となったオルガ・ノイヴィルト(1968~)。このオペラを基にした新作『オルランド・ワールド』が今回の委嘱オーケストラ作品として世界初演された。指揮を務めたのは、ノイヴィルトの盟友で、ウィーンでの『オルランド』初演を行ったマティアス・ピンチャー(2021年テーマ作曲家)。また、ノイヴィルトの作品を管弦楽、室内楽それぞれのプログラムで紹介。その他、若手作曲家の作品を公募する作曲ワークショップでは、ノイヴィルトの音楽との向き合い方を知ることができる貴重な機会となった。

プロフィール

【サントリー芸術財団 サントリーホール】
サントリーホールは、東京で最初のコンサート専用ホールとして「世界一美しい響き」をコンセプトに1986年秋に誕生し、世界の第一線で活躍する音楽家による創造的で質の高い主催公演を開催し、音楽文化を牽引してきた。1987年から続く現代音楽の祭典”サマーフェスティバル”や、開館25周年の2011年からスタートした初夏の室内楽の祭典“チェンバーミュージック・ガーデン”は国際的な注目を集めている。

お問い合わせ

〒107-8403
東京都港区赤坂1-13-1
(公財)サントリー芸術財団 サントリーホール
TEL:03-3505-1010
FAX:03-3505-1007

実施場所

サントリーホール 大ホール、ブルーローズ(小ホール)(東京都港区)