“PlanetesQue: The Case of Y”と題された本展では、アーティストのBIENと建築家コレクティブGROUPが共に設計した箱と、その中に入った立体作品を中心に、新たな作品が展開されます。展覧会タイトルのPlanetesQueとは、アーティストBIENが作り出した造語であり、Planetesとは惑う人という意味のある言葉です。
その中には様々に計画された偶然性(チャンス)の要素が散りばめられており、展覧会は、開梱者と彷徨うようにして、意図や解釈によって展覧会自体が変化するような余地も計画されています。今回はタイトルにあるようにY氏がこの作品の展開を担当します。
これは占いや、くじ引きのように定まっていない未来を想像する要素と、古代の文字を解読するかのような断定的な記号の連なりから想起される発想や妄想自体を可視化し、それらの解釈する余地を引き出し考察する試みでもあります。
音楽家ジョン・ケージが易経から着想を得たチャンス・オペレーションにも共通する問題定義でもあり、社会情勢と気象や災害が作り出すカオスと共生するためのレッスンです。このようにして無計画を思考/志向するための計画を展覧会という仮設的アートフォーマットによって開催します。
【FLOATING ALPS合同会社】
FLOATING ALPS合同会社は東京を拠点とする法人であり、2021年の8月11日に立ち上げられました。この8月11日は山の日と言って祝日ですが、2021年は東京オリンピックの影響で祝日による休日が移動しましたので、山の日に登記ができたわけです。業務としてはアートの展覧会の企画や構想と付随する業務を行う芸術の拡張を考えるチームとしての法人です。
東京都渋谷区神宮前6-12-9 4F
FLOATING ALPS合同会社
代表社員
吉田
03-6821-0151
floating.alps@gmail.com
NADiff A/P/A/R/T 2F(東京都渋谷区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。