アーツカウンシル東京の事業

《コンポージアム2023》関連公演「近藤譲 室内楽作品による個展」「近藤譲 合唱作品による個展」

  • 団体名 : TRANSIENT
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 音楽

事業概要

当事業は、東京オペラシティ文化財団が主催する《コンポージアム2023》の関連公演として開催された。一人の審査員が全責任をもって審査に当たる武満徹作曲賞という作曲コンクールがあり、これの審査員をつとめる作曲家に焦点を当てた音楽祭が毎年開催されている。今回、近藤譲がテーマ作曲家となり、この関連公演2公演を東京オペラシティ文化財団との共催にて開催する運びとなった。室内楽作品と合唱作品による個展を1日ずつ行ったのには、室内楽には近藤の作家性をもっともよく顕わす作品が集中していること。合唱作品には、他のジャンルの作品では見られない作曲技法上の展開がみられることによる。関連公演二公演については、入場料がオペラシティ財団主催のオーケストラコンサートよりも高額となったが、幸い、多数の観客に恵まれることとなった。また、近藤譲作品演奏の伝統を次代に繋いでいくという点も重要なテーマであったが、その点でも着実な成果を挙げられたものと考えている。なお、近藤譲は、当コンサートを含む業績が評価され、2023年度のサントリー音楽賞を受賞した。

プロフィール

【TRANSIENT】
TRANSIENTは、2016年9月。石塚潤一、木下正道、小内將人、杉山洋一、西川竜太によって、松平頼曉の作品を中心に、現代において真に聴かれるべき作品を、理想的な演奏家を参集して公演を行うべく結成された任意団体である。2018年12月には、松平のオペラ≪The Provocators ~挑発者たち~≫(ピアノリダクション版)を世界初演。以来、7公演を主催、制作。一部公演がNHK FMにて収録、放送されるなど、高い評価を得ている。

お問い合わせ

〒177-0042
東京都練馬区下石神井4-33-19
TRANSIENT
代表
石塚潤一
j-ishizuka@proof.ocn.ne.jp

実施場所

東京オペラシティリサイタルホール


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。