アーツカウンシル東京の事業

チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』ヘルシンキ、ベイルート、パリ公演

  • 団体名 : チェルフィッチュ
  • 区分 : 区分なし
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 演劇

事業概要

2011年以降、フィクションの探求へと創作の舵を切り、「現在地」(2012年)、「地面と床」(2013年)と、重厚な作品を立て続けに発表したチェルフィッチュが今作では一転して、どこまでも軽くてユーモラス、かつ辛辣で容赦のない「スーパープレミアムソフトWバニラリッチ」を発表。日本の現代社会を象徴する場所である「コンビニエンスストア」を舞台に、7人の強烈なキャラクター達が、チープな BGMと化したバッハの平均律クラヴィーア曲集(J.S. Bach’s “The Well-Tempered Clavier”)全48曲に合わせてパフォーマンスを展開し、物語と身体の過激なハイブリッドが、わたしたちの「現在」を浮かび上がらせる。昨年5月の初演以降、すでに世界18都市で上演を重ねた本作を11月にヨーロッパで上演する。

作・演出:岡田利規 出演:矢沢誠、足立智充、上村梓、鷲尾英彰、渕野修平、太田信吾、川﨑麻里子、佐々木幸子
美術:青木拓也 衣装:小野寺佐恵(東京衣裳)

プロフィール

岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。岸田國士戯曲賞受賞作『三月の5日間』などを経て、日常的所作を誇張しているような/していないようなだらだらとしたノイジーな身体性を持つようになる。07年ベルギーのクンステン・フェスティバル・デザールでの『三月の5日間』以降、海外招聘多数。11年『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』が、モントリオール(カナダ)の演劇批評家協会の批評家賞を受賞。つねに言葉と身体の関係性を軸に方法論を更新し続け、12年『現在地』以降はフィクションへの探求のもと作品を創作。13年クンステン・フェスティバル・デザール委嘱により『地面と床』、14年5月Theater der Welt 2014委嘱作品として『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』を発表。

お問い合わせ

チェルフィッチュ
制作:ケティング菜々
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿2-17-16-1F
TEL:03-6825-1223
FAX:03-5795-2602
e-mail:info@precog-jp.net

実施場所

Media Centre Lume(ヘルシンキ/フィンランド)
Sunflower Theater (ベイルート/レバノン)
パリ日本文化会館(パリ/フランス)