愛について語るときは静かにしてくれ（2023）
物語の中心人物は、古アパートに住むプロゲーマーの女性である。虚無的な彼氏との関係に変化が訪れるなか、個性豊かな隣人、友人、弟たちが現れ、彼女の生活は混沌とした様相を呈していきます。軽妙なタッチの裏には、サブカルチャー的な要素だけでは捉えきれない現代社会における若者たちの絶望と、それでも前を向こうとする姿勢が描かれている。本作は第68回岸田國士戯曲賞の最終候補作品に選出され、高い評価を受けた。出演者：辻凪子、畦田ひとみ、てっぺい右利き、細井じゅん、大宮二郎、宝保里実、星野花菜里、金子鈴幸。脚本・演出、金子鈴幸。
【コンプソンズ】
劇団コンプソンズは、2013年に金子鈴幸が主宰として旗揚げした劇団である。東京を拠点に活動を展開し、現代社会を生きる若者たちの日常や感情を、時にコミカルに、時にシリアスに描き出す作風を特徴とする。会話劇を中心に、リアルな人間関係や心の機微を丁寧に描写することで、観客の共感を呼ぶ作品を多く生み出している。
サブカルチャー的な要素や独特の言語感覚も作品に取り入れ、現代的な感覚を反映しているのも特徴の一つである。
コンプソンズ
代表
星野花菜里
comp@jp-geki.net
下北沢offoffシアター（東京都世田谷区）
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
