豪華2本立て凱旋国内ツアー。

『幼女X』＝2013年に発表。東京、横浜、クアラルンプール、バンコクで上演された代表作。バンコク・シアター・フェスティバル2014では最優秀作品賞・最優秀脚本賞を受賞。連続幼女強姦殺害事件が発生している2013年の東京を舞台に、金持ちの夫とタワーマンションで暮らす姉と小さな娘、貧しい弟、姉の元彼で「敵」を探して歩く男などを通じて、現代の緊張した空気感と祝福を描く。

『楽しい時間』＝初演は『幼女X』の後日談として、未来を生きる人間にとっての楽しい時間とは何であるかを、作・演出の山本によるインスタレーション風一人芝居によって上演。今回は2年を経てまったく新しい作品に生まれ変わる。舞台はとある結婚式の異常な風景。一人の俳優に語られる言葉は錯綜し、身体は静かに躍動する。範宙遊泳の活動の総決算であり、新しい一歩を踏み出す新作。