アーツカウンシル東京の事業

コンサート「Italy meets Noh! イタリア作曲家特集」

  • 団体名 : ensemble-no
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 音楽

事業概要

2016年の日伊修好通商条約締結150周年を記念し、イタリア人作曲家による能の謡の現代曲のコンサートを行う。青木涼子(能)は、現代音楽作曲家との共同作業を行い、今までに40近くの曲を発表してきた。
今回はそのレパートリーより、ガルデッラ、サニカンドロという新進気鋭の若手イタリア人作曲家の曲をお届けする。また後半は、現代イタリアを代表する作曲家である、ステファーノ・ジェルヴァゾーニを特集する。ジェルヴァゾーニは、パリ国立高等音楽院作曲科教授も務め、日本でも2008年サントリー音楽財団サマーフェスティバルにて特集されるなど国際的に知られる作曲家である。演奏者には、彼の曲を初演してきた、フルートの名手・イタリア人のマリオ・カローリ、国際的に活動するフランスのディオティマ弦楽四重奏団という現代音楽スペシャリスト達を迎える。そしてハイライトとして、青木涼子とディオティマ弦楽四重奏団のための新曲をジェルヴァゾーニに委嘱、日伊修好通商条約締結150周年を記念し、世界初演する。

プロフィール

【青木涼子】
能×現代音楽アーティスト。東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。ロンドン大学博士課程修了(Ph.D取得)。世界の主要な作曲家と共同で、能と現代音楽の新たな試みを行っている。2014年CD「能×現代音楽」リリース。日本だけでなく世界各地の音楽祭に招待されている。2013年マドリッド、テアトロ・レアル王立劇場にG・モルティエのキャスティングのもと、W・リーム作曲オペラ《メキシコの征服》(P・オーディ演出)のマリンチェ役でデビュー。平成27年度文化庁文化交流使。あいちトリエンナーレ2016参加アーティスト。

実施場所

イタリア文化会館アニェッリホール
(東京都千代田区)