昨年秋より、海外からのゲストを迎えて国際的な展開をみせている「千住だじゃれ音楽祭」。前回はインドネシアより作曲家のメメット・チャイルル・スラマット氏を迎えて多種混合の演奏会を行いましたが、今回は同じく東南アジアのタイより、民族音楽学者のアナン・ナルコン氏を招聘。タイの伝統音楽や日本の伝統音楽を織り交ぜながら、千住の地域にもはや根付いた一種の民族音楽=「だじゃれ音楽」を共に研究し、その成果を発表するコンサートを開催します。今秋の実現をめざしている「千住の1,010人」大規模演奏会に向けて、だじゃれ音楽の未だ見ぬ新しい地平をグングン切り開きます。音楽学者を交えてこれまでにない視点で奏でられる「だじゃれ音楽」をぜひ体感してください!
日時:3月16日(日)17:30開演(17:00開場)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス スタジオA[足立区千住1-25-1]
アクセス:北千住駅(西口)から徒歩約5分
料金:無料(要申込・先着100 名)※お子様連れでもご入場いただけます
出演:野村誠、アナン・ナルコン、アドゥン、だじゃれ音楽研究会、小川実加子/松澤佑紗/リンズィ・ドゥガン(東京藝術大学大学院音楽研究科邦楽専攻)、上遠野文音(東京藝術大学音楽学部邦楽科)ほか
アナン・ナルコンは、ユーモア溢れたお茶目な音楽家です。どこまでが真面目で、どこからがふざけているか分かりません。とにかく、何でもやる人です。東南アジア各地に調査に出かける民族音楽学者ですが、プログレが好き。民族楽器はほとんど何でも演奏できてしまうが、チェロやフルートも演奏し、作曲にはコンピュータを使う。映画音楽の作曲家もすれば、ラジオ番組のパーソナリティーも務め、司会者もする。「のだめカンタービレ」も読んでいる。大学の講義では、学生がいつも爆笑。この人はコメディアンのような音楽学者なのです。「だじゃれ音楽」にぴったりな音楽家です。(野村誠)
「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」事務局
Tel: 03-6806-1740(13~18時[火曜、木曜除く])
Mail: info@aaa-senju.com
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学音楽学部、特定非営利活動法人やるネ、足立区