アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

基礎プログラム1
「思考編」

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • 講座・シンポジウム

アートプロジェクトを動かす力をつける

社会の様々な場面で立ち上がっているアートプロジェクトの現場。そこでは今ある行政や経済の仕組みとは別の発想で、地域で起こっていることに向き合い、何ができるかを考え、企画をかたちにする力が求められています。この学校では、アートプロジェクトを動かす人に求められる能力を、「思考」「技術」「対話」という3つの言葉で表現することにしました。
 
「思考」は、社会動向を見据え、どのようなプロジェクトが必要か、また、そのために求められるオペレーティングシステム(OS)を考える能力のこと。「技術」は、文字通りスキル。会議の設定の仕方からプロジェクトの現場の仕切り方といった実務、記録をアーカイブ化し未来へと発信すること、また評価までのマネジメントループなど、さまざまな局面で必要とされる事柄を遂行する能力。「対話」は、「思考」と「技術」を鍛えるために必須の力。プロジェクトの情報を共有し、いろいろな立場の人と協働し、新たな展開を切り開くための能力です。
 
これら3つの基礎力の習得を通し、既存の概念や枠組みにとらわれない新たな発想でアートを切り口に社会的な課題と向き合い、プロジェクトを構想し、かたちにできるアートマネージャーのプロフェッショナルの育成を目指しています。
 
アートプロジェクトを動かすための考える力を養う基礎プログラム1(=1年目)「思考編」は、思考力、想像力を鍛える授業が中心です。授業での対話や課題を通して、「なぜアートプロジェクトを行うのか」「社会的な課題に対してどうアプローチをするか」「自分はどのように関わりたいか」など、問いを立てながら学んでいきます。

1 仕事を知る
現場の仕事とは何か。第一線で活躍するゲスト講師から学ぶ。
〈扱うテーマ〉
・アートNPO事務局の仕事
・アートプロジェクトの調整・交渉、広報、記録・評価・検証
・他分野との連携
・作品のインストール(美術編、演劇編)

2 思考を深める/想像を広げる
どのようなアートプロジェクトが求められているのか。
社会的テーマや多様な価値観から考える。
〈扱うテーマ〉
まち、地域、コミュニティ、生活、仕事、コミュニケーション、共在、公共、社会など
ゲスト:美術、演劇、建築などの分野の専門家や、社会学などの研究者計13名を予定

3 現場に出会う
アートプロジェクトの拠点などを巡り、当事者に出会う。

日程

[ガイダンス]
2015年6月28日(日)
[前期]
2015年7月11日、25日、8月8日、9月12日、26日
[後期]
2015年10月17日、11月7日、28日、12月19日、2016年1月16日
(ガイダンス以外はすべて土曜開催)10:15~17:30

※授業時間以外の課題、グループワークあり/授業の始まり、終わりにホームルームの時間あり/「現場に出会う」の回は授業時間延長の可能性あり

募集概要

[募集人数]
30名 ※書類および面接により受講者を決定します。
[対象]
アートプロジェクトの運営に関わっている人、関わる意思のある人
[受講形式]
通年(原則として、全日参加)

受講料

一般 60,000円/学生 40,000円(最大10人まで)
※分割払いあり(最大3回まで)/初回の振込は6月19日(金)締切/受講料にはテキスト、資料、ID(受講証)代が含まれます/「現場に出会う」の回の交通費、イベント参加料などはすべて自己負担となります。

・アーツカウンシル東京ROOM302開室日には、P+ARCHIVE センターの図書の活用、アートプロジェクトに関するさまざまな資料や、東京アートポイント計画の成果物を閲覧することができます。
・プログラム修了生には修了証を発行します。

申し込み方法

ウェブフォームより受付いたします。【締切:2015年5月31日(日)】

面接までのスケジュール

2015年5月17日(日) 説明会 
2015年5月31日(日) 受講生募集締切
2015年6月上旬 第1次選考(書類)
2015年6月12日(金)~14日(日) 第2次選考(面接)
2015年6月中旬 受講生決定
2015年6月19日(金) 初回受講料振込締切
2015年6月28日(日) ガイダンス

お問い合わせ

TARL事務局(一般社団法人ノマドプロダクション)
Tel:080-3171-9724 Fax:03-6740-1926 E-mail:info@tarl.jp

チラシ

クレジット

主催
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
企画協力
一般社団法人ノマドプロダクション