「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」は、古い電化製品を使ってオリジナルな楽器を産み出してきたアーティストの和田永が、あらゆる人を巻き込みながら新たな楽器を創作し、量産し、奏法を編み出し、徐々にオーケストラを形づくっていくプログラムです。
今年2月からスタートし、同月の~滞在制作篇~では、訪れた方々との対話やスケッチで、「エレクトロニコスの種」が誕生しました。7月の~公開ニコス考案会~では、その「種」たちが、実際に演奏できるようになるには?と、楽器奏者や電子機器に詳しい方々と考えました。10月には「滞在制作篇Ⅱ」を実施し、いよいよそれらを楽器化して量産していきます。そして、11月の~初合奏遭遇篇~ではみんなのアイディアも混ざりながら生まれた「黒電話リズムマシーン」や「換気扇サイザー」「ドラム式洗濯機ドラム」などの合奏を披露し、新たな「遭遇」を体験できる場を開催する予定です。みんなが集って、ワイワイと徐々に博覧会をつくりあげていきます。
和田永
1987年生まれ。音楽家/アーティスト。古い電化製品とコンピュータを組み合わせて音楽・美術作品の制作、パフォーマンスを行う。2009年よりオープンリール式テープレコーダーを操り演奏するグループ「Open Reel Ensemble」を結成。コンサートを始め、CD/DVDや書籍の出版、映画やファッションショーへの楽曲提供など多岐に渡る活動を展開し、2013年末には20台のオープンリールを用いた「Open Reel Orchestra」を公募による楽団員を率いて、実現した。そして今年9月2日に 七尾旅人や森翔太などをゲストに迎えた2nd Album 『Vocal Code』を発売した。また、ブラウン管テレビを演奏するプロジェクト「Braun Tube Jazz Band」、インスタレーション作品「時折織成 –落下する記録-」が文化庁メディア芸術祭で受賞。各国でも公演や展示を展開中。
一般2,000円、学生1,000円、小学生以下無料
※要事前申込み(申込開始日:9月16日(水))
公式ウェブサイトのフォームよりお問い合わせください。
2015年11月23日(月)開場18:00 開演19:00