アーツカウンシル東京の事業

500年のcommonを考えるプロジェクト「YATO」

「谷戸」と呼ばれる、丘陵地が侵食されて形成された谷状の地形をもつ町田市忠生地域。「すべて、こども中心」を理念とする『しぜんの国保育園』や寺院を取り巻く里山一帯を舞台に、地域について学びながら、500年後に続く人と場のあり方(=common)を考えるアートプロジェクト。アーティストや音楽家、自然環境や歴史などの専門家や地域の団体と連携し、次世代を担うこどもと大人が一緒に取り組む企画を行っています。

開催場所

町田市忠生地域

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、社会福祉法人東香会

イベント情報

やとっ子同盟プログラム

こどもたちが地域の年長者やアーティストに出会う場として、ワークショップやイベントを通年で開催します。本プログラムに集うこどもたちを「やとっ子同盟」と呼び、新しい遊びや学びの場をこどもと大人がともにつくっていく取り組みとして、こどもたちが地域の歴史や文化に出会うきっかけとなることを目指します。

拠点形成・集う場の考察と実践

地域の歴史・文化のリサーチで得た知見も踏まえながら、500年続く人が集う場(非日常/日常)を考察し、実際にそのような場の創出を試みます。忠生エリアのこどもの居場所づくりや、リサーチで収集した資料の整理・公開、「やとっ子同盟プログラム」の実施などを行います。また、「お祭り」をイメージソースとした「YATOの縁日」や「YATOの年の瀬」といった異世代が混ざり合い時間や体験をともにする場を立ち上げます。

地域の歴史・文化のリサーチ

定期的な地域住民へのインタビューの場(聞き書き)を通して、地域史や昔話など地域の物語を掘り起こしていきます。

YATOかわら版
聞き書きやプロジェクトのお知らせを、こどもたちに伝えるための新聞です。
第6号(2021年9月発行)
第7号(2022年2月発行)

YATOの郷土詩
YATOの活動の一つ、忠生とその周辺に暮らす人たちに話を聞く「聞き書き」の記録をまとめたものです。 
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YATOの絵本
プロジェクトで大切にしていることやその活動イメージを、小学生のこどもたちにも思い描いてもらえるように、YATOの活動で生まれたキャラクターや地域リサーチで学んだ年中行事などを絵本にまとめたものです。
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YATOアーカイブ(記録・アーカイブ)

地域にまつわる歴史や風土などに関する知識や、当活動自体を500年先まで伝え継ぐ方法や記録のあり方について検討を重ねます。

ブログ

他年度