アーツカウンシル東京の事業

ー都市を巣食う未来の身体へ向けてー 「Whenever Wherever Festival」を起点に考える、学校、そしてフェスティバル

  • 団体名 : 一般社団法人ボディアーツラボラトリー
  • 区分 : 芸術創造活動を主とするもの
  • 助成タイプ : 長期
  • 分野 : 複合・その他

プロジェクト概要

【1年目プロジェクト概要】
しきりベント!vol.1〜3事業
内容:WWFes2018の、しきられた空間での同時多発のプログラムの共立のあり方を起点に3回開催したイベント。空間と時間を「しきる」機能をそれぞれの場所で簡易的に設え、ワークショップやパフォーマンスを実施。「しきり」の可塑性が、雑多な環境の境界線上に立ち上がるプログラムを否応なく強調する仕掛けとなり、異質な物事が隣接する場で、参加者が自ら主体的な振る舞いを獲得し学びとる回路を開くことがめざされた。
日時:vol.1 2019年8月16日(金)、vol.2 2019年10月6日(日)、vol.3 2020年1月24日(金)-26日(日)
会場:vol.1 SHIBAURA HOUSE(東京都港区)、vo.2 つつじヶ丘アトリエ(東京都調布市)、vol.3 元映画館(東京都荒川区)
企画・運営:Aokid、木内俊克、西村未奈、福留麻里、村社祐太朗、山川陸、山崎広太

【2年目プロジェクト概要】
(1)Whenever Wherever Festival 2020リサーチ事業
内容:フェスティバルを運営するアーティスト・コレクティブのメンバーが、WWFes2021開催へ向けてそれぞれ設定したテーマのリサーチを行い、その報告をミーティングやnoteのマガジンでオンライン発信。ダンス、演劇に加え、建築、映画を専門とする多分野のメンバーが各拠点での活動を継起的に共有。パンデミックのなか、生活とともにある劇場外での創作の可能性を探る過程で、フェスティバルに付随して起こる交流も含めた時空間の幅をもつ周辺領域=「らへん」というコンセプトが形成された。
日程:2020年4月1日(水)〜2021年3月31日(水)
会場:主にオンライン

(2)オンライン・イベント
内容:(1)のリサーチの延長上で、公開オンライン・ミーティングを2回実施。異なる場所から参加するメンバーそれぞれのプレゼンテーションそれ自体がパフォーマンスとなる、新たなフェスティバルの形態を実験した。

プールリバー(京都市立芸術大学大学院美術研究科デザイン学特論 ゲスト講義シリーズ)「まつりの技法の現在形」
日時:2020年6月30日(火)
会場:オンライン

「まつりの技法──らへんのむらづくり WWFes公開プレゼンテーション[ひとりフェスティバルスタイル]」
日時:2021年3月27日(土)
会場:オンライン

メンバー:山崎広太、村社祐太朗、Aokid、七里圭、西村未奈、木内俊克、山川陸、福留麻里、岩中可南子、沢辺啓太朗

【3年目プロジェクト概要】
Whenever Wherever Festival 2021事業
内容:都市・青山を身体を通して新たにイメージするダンス/パフォーマンス・フェスティバル。共同キュレーターによる実験的企画「Mapping Aroundness──〈らへん〉の地図」(MA)と、山崎広太と27名のコラボレーターによる計13時間のダンス作品「Becoming an Invisible City Performance Project〈青山編〉──見えない都市」(BIC)によって構成。BICでは、青山のパブリックスペースで採集したスコアによるダンス作品を劇場で上演することで、都市のビジョンを現出させるフェスティバルの形態を見出した。またMAでは、巣鴨地蔵通り商店街の貸店舗7daysやオンラインでも企画を展開し、都市に複層的に遍在するパフォーマンスのあり方を示した。
日時:2021年12月23日(木)−26日(日)
会場:スパイラルホール(東京都港区)、青山周辺、7days巣鴨店(東京都豊島区)、オンライン
MAキュレーター:西村未奈、Aokid、福留麻里、村社祐太朗、七里圭、岩中可南子、沢辺啓太朗、いんまきまさこ、山崎広太、木内俊克、山川陸、参加アーティスト:多数
BIC総合演出・振付・出演:山崎広太
BIC出演・振付コラボレーター:浅沼圭、穴山香菜、木原浩太、久保田舞、小暮香帆、後藤ゆう、鶴家一仁、都田かほ、中林香波、長沼航、松尾望、松本奈々子、宮脇有紀、モテギミユ、八木光太郎、山口静、山中芽衣、山野邉明香、ヨシアノ、坂藤加菜、髙山花子、渡辺好博、田村友一郎、大谷能生、舩橋陽、竹下勇馬

プロフィール

【一般社団法人ボディアーツラボラトリー】
ダンス・パフォーマンスを軸とするアーティストが運営する組織として2008年に東京で設立し、2021年一般社団法人化(ディレクター:山崎広太)。Whenever Wherever Festival(WWFes)を東京で2021年までに9回開催。先鋭性を重視し、キュレーター制を導入するWWFesは、創作の過程でアーティスト同士が結ぶネットワークとして成り立つことをコンセプトに、身体芸術の分野で類を見ない存在感を示している。

お問い合わせ

一般社団法人ボディアーツラボラトリー
制作
岩中
wheneverwherever.2020@gmail.com