本作品はジャパンソサエティ主催「荒野のラジカリズム:グローバル60年代の日本の現代美術家たち」展の一環として上演したものである。
東京と共通点を持ったニューヨーク双方の「閉塞した大都市の貧しい心」をテーマとし、『マクベス』を通して、繰り返される現代の統治者の姿を考察している。
そこに三人の魔女がいる。そして、欲深き誰の心にもマクベスは在る。
マクベスが死に、新たなチャンピオンが誕生しても、魔女は別のマクベスに預言を囁くのをやめないだろう。死した全てのマクベス達は、リングの中で新たなマクベスを待つ。そして、私達は預言に過ぎない安全神話を信じてきた。バーナムの森はすでに動いている。気付かぬふりをしてきた私達に、魔女は何を囁くのだろうか。そして、私達は次なるマクベスに何を囁くのだろうか。
作・演出:村井雄
出演:高崎拓郎、G.K.Masayuki、竹尾一真
映像:ワタナベカズキ 舞台監督:上田知
【KPR/開幕ペナントレース】
2006年に村井雄と高崎拓郎により結成する。
2009年のアメリカ・ニューヨーク公演でThe New York Times他、各種メディアより評価を得る。
また10000個のトイレットペーパーによる超巨大便器をオールスタンディングのシアタートラムに出現(2016年東京公演)させる等、海外での評価、芸術関係者の注目を集めている。
受賞歴多数の東京発シアターカンパニー。
KPR/開幕ペナントレース
プロデューサー
高崎拓郎
E-mail: kpr.japan@gmail.com
ジャパン・ソサエティー・ギャラリー(ニューヨーク/アメリカ)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。