2016年のトヨタ コレオグラフィーアワード 受賞者公演として2017年にシアタートラムで初演された「聖獣」の再演。2019年1月より国内巡演を重ね、最終地・東京を公演地最大キャパシティの世田谷パブリックシアターで締めくくる。動きのテーマを「虫」として人間と比較、そこから人間らしさを探る作品である。旧約聖書に出てくる「リヴァイアサン」、トマス・ホッブス著『リヴァイアサン』、ポール・オースター著『リヴァイアサン』で、それぞれの作品の根幹に流れる「国」というものを観念的に捉え、作品に取り入れている。また、踊りの手法として、部位の尊厳化、動作の矮小化など身体動作の新しい試みも使用している。
振付・構成・演出：平原慎太郎　
音楽：熊地勇太、景井雅之　
出演：平原慎太郎、柴一平、東海林康志、佐藤琢哉、浜田純平、薬師寺綾、町田妙子、小松睦、高橋真帆、渡辺はるか、大西彩瑛、村井玲美