地元・北区田端在住の能楽師・木村繁哉氏は、自分が生まれ育った北区に能を通じて何か恩返しがしたいと、平成15年10月に飛鳥山薪能の開催を実現した。以後、地元町会、商店街、企業等が飛鳥山薪能実行委員会を組織し、草の根から北区全体を挙げた事業として取り組んでいる。17回目の今年は、昨年が天候により上演中止になった演目の再演と合わせ、2夜連続で実施した。
<第一夜>
11月21日(木)狂言「二人大名」 野村万作(人間国宝)、野村萬斎
能 「紅葉狩」 野村四郎(人間国宝)、森 常好
<第二夜>
11月22日(金)狂言 「成上り」 野村萬斎、石田幸雄
能 「俊寛」 野村四郎(人間国宝)、森 常好
【飛鳥山薪能実行委員会】
北区在住で日本能楽会会員、重要無形文化財能楽総合指定保持者であった故木村薫哉氏が、平成15年度に江戸幕府開府400年を記念し自ら実行委員長となり初めて開催。第四回公演以降は、地元町会・商店街・企業などの有志が木村薫哉氏の遺志を引き継ぎ、実行委員会として活動を行っている。公演には野村万作師、梅若玄祥師をはじめ日本を代表する能楽師が出演している。
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飛鳥山薪能実行委員会
事務局長
田村純朗
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北とぴあ さくらホール(東京都北区)
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