アーツカウンシル東京の事業

ピンク・リバティ新作公演「とりわけ眺めの悪い部屋」

  • 団体名 : ピンク・リバティ
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 演劇

事業概要

都内郊外に佇むそのアパートの一室は、隣に建ったカラオケ店の看板で、窓からの眺めがまるで見えなかった。
その部屋で、伊野夏子は死んだ。彼女が25歳の秋だった。
数年後、夏子はその部屋に引っ越してきた津島一郎に自分の姿が見えているらしいことに気づいた。
一朗は恋人を持たず、友人も少なかった。夏子は彼を気に入った。

見えるはずのない亡霊を主人公として、地縛霊の夏子のモノローグにより展開していくストーリーを上演した。
ワンシチュエーションでありながらも、亡霊とたくさんの人々の関係性が交錯し合う空間を、照明の効果を大いに利用し、作り上げた。
普段、映像作品に携わるスタッフに撮影をしてもらい編集した映像を、オンラインにて配信した。

出演者
湯川ひな、長友郁真、大西礼芳、北村優衣、斎藤友香莉、稲川悟史、古野陽大、葉丸あすか、富川一人
スタッフ
作・演出:山西竜矢 音楽:渡辺雄司

プロフィール

【ピンク・リバティ】
山西竜矢が脚本・演出をつとめる演劇ユニット。2016年の旗揚げ以降、東京を拠点に活動する。 リアリティある日常生活の情景が奇妙な世界と混ざり合っていく、不穏かつ幻視的な作風が特徴的。人間が元来抱える行き場のないさみしさをユーモアを交えながら描き、空しくも美しい情景として昇華する劇作はどの作品にも通底している。

お問い合わせ

ピンク・リバティ
代表
山西竜矢
kodomo.pinkliberty@gmail.com

実施場所

浅草九劇(東京都台東区)
オンライン

※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。