アーツカウンシル東京の事業

osmosism

  • 団体名 :
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 舞踊

事業概要

蕊として初となる本企画では、哲学者エマヌエーレ・コッチャの思想に応答するパフォーマンス作品の制作・発表を行った。企画名は、浸透を意味する「osmosis」からの造語。言葉と身体を行き来しながら、身体表現と哲学が相互に浸透し合う状態を探ることを試みた。
公演に先立ち、哲学者の下西風澄によるレクチャーと、企画者による身体表現のワークショップを組み合わせた連続講座を開催。第2回目には、コッチャの最新刊『メタモルフォーゼの哲学』の訳者である松葉類と宇佐美達朗もゲスト招聘した。
最終成果発表は、11月26日・27日にアンスティチュ・フランセ東京「哲学の夕べ2022」の一環で行なった。小林勇輝はソロ作品「Boule in the Pool」、ハラサオリは若手ダンサー3名による「Tender Confusion」を発表。両作品が同じ時空間に並存する演出も取り入れ、異なる文脈が身体を介して重なり合う体験を生み出した。企画全体のドラマトゥルクは、呉宮百合香が担当した。

プロフィール

【蕊】
「蕊(ズイ)」は、振付家/ダンサーのハラサオリと現代美術家/パフォーマンスアーティストの小林勇輝が、2021年に立ち上げたコレクティブ。身体的なアプローチを通じた哲学とアートの合流地点を探求する。研究者を招いてのレクチャー等、作品制作のプロセスは随時一般に公開し、観客と知識を共有していくと同時に、哲学とパフォーマンスの関心層を混合し、両分野の相互交流を促進することを試みる。

お問い合わせ


zui.collective@gmail.com

実施場所

アンスティチュ・フランセ東京
(東京都新宿区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。