アーツカウンシル東京の事業

関かおりPUNCTUMUN『み とうとう またたきま いれもの』

  • 団体名 : 団体せきかおり
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 舞踊

事業概要

これまで、「土と内臓」(デイビッド・モントゴメリー+アン・ビクレー[著]片岡 夏実[訳])などを読み、またウィルスや菌等微生物の専門家の話を聴くたび、その内容に深く共感すると共に現在の人間社会のあり方を省りみた。私たちがどのようなものを口にし排泄するか、生活で何を利用するかで微生物の世界を変えてしまうこと。それ故私たち自身で自分たちの存在を脅かしていること。
ダンスは抽象的であるからこそ観客の想像力を触発し、観客それぞれの身体に具体的な問いかけや反応を渡せるものだと信じている。これまで上演をご覧頂いたお客様から、「観ているうちに自分の内臓が動き出した」「痛みのある箇所が上演後にはなぜか痛みが消え普通に歩けた」等のご感想をいただいた事がある。視覚的な刺激が多い近頃だからこそ、どんな情報を含めるか精査しながら目に見えないもの触れられないものを舞台上に現し、自分たちに含まっているものや営みを鳥瞰するような時間、観客の五感、身体に語りかけるものを提示し続けてみた。
振付・演出・空間美術コンセプト:関かおり 
出演:(からだで)内海正考、大迫健司、北村思綺、倉島聡、佐々木実紀、髙宮梢、真壁遥(こえで)後藤ゆう、清水駿

プロフィール

【団体せきかおり】
関かおりが中心になって創作、振付を行うカンパニー。
2013年設立。PUNCTUMUN(プンクトゥムン)は、ラテン語のPunctum「小さな点、点紋、刺し傷」とフランス語のun「1つの」からの造語。1つの中に小さな無数の点があつまることを意味する。2017年以降、モントリオール(カナダ)、香港など海外からの招聘も多数。2019年、8月、イタリア、ドイツから招聘され、『を こ』を上演。2020年2月『むくめく む』初演。2021年10月京都エクスペリメントにて「むくめく む」を再演。2022年2月、『こもこも けなもと』、2023年3月最新作『み とうとう またたきま いれもの』を発表。

お問い合わせ

団体せきかおり
contact.punctumun@gmail.com

実施場所

シアタートラム(東京都世田谷区)