十九世紀フランス・ブルターニュ地方を舞台にした二本の新作戯曲を同時上演する。『地の果てのクイニーアマン』ではクイニーアマンの誕生をめぐる物語を主軸にしつつ、突如姿を現した村の守り神・ギャネコとの交流をきっかけに変化していく村人達の姿を描く。『焼いたオレンジの香り』ではケルトの思想が色濃く残るブルターニュ式の通夜で起きる家族の崩壊劇、壊れゆく理想郷・アルベドからの脱出劇の二面を描く。二作品を通して、生と死、家族や友人間の愛を『食べる』という行為を媒介として表現。

作・演出：八亀ざお
出演：きょんしー、九島勇、小林知未、冴人、末盛鮎、中田芽佳、益村康平、三部高德、山田和弘
照明：横原由祐 音響：上岡由季 音楽：清水光輝 衣装：青山明日香WEB：清水要 宣伝美術：清水穂高　記録映像・写真：株式会社Panbanisha