アーツカウンシル東京の事業

募集要項

対象となる事業の実施期間

2023年1月1日以降に開始し、2023年9月30日までに終了する事業

対象となる事業

(1)都内での芸術創造活動
都内で実施する公演・展示・アートプロジェクト、その他の創造活動

(2)国際的な芸術交流活動
海外公演・展示、国際コラボレーション、国際フェスティバルへの参加、招聘公演・展示等

対象となる申請者

東京を拠点に芸術活動を行い、東京の芸術シーンの次代を担うことが期待される個人(新進の芸術家、プロデューサー、企画制作者等)又は新進の団体(芸術団体、実行委員会等)
※個人の場合:申請する分野において、都内で自ら公開活動を初めて主催してから3年未満であること、又は、都内で自ら主催した公開活動の実績が5回以内であること。
※団体の場合:団体設立から3年未満であること。法人格の有無、種別は問いません。

実施場所

都内又は海外

対象となる芸術分野

音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)

申請上限額

団体:100万円
個人:30万円
かつ、助成対象経費の範囲内

申請方法

※簡易書留等、発送記録が確認できる方法で、下記宛てに送付してください。(持ち込み不可。電子メールでの提出不可。)
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 企画部 助成課
「スタートアップ助成」担当宛
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス5階
※フロアが8階から5階へ変更になりましたのでご注意ください。

申請受付期間

2022年10月6日(木)~10月20日(木)消印有効

注意事項

    ※公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営する各施設との共催事業や提携事業は助成対象となりません。
    ※公益財団法人東京都歴史文化財団及び東京都の主催・共催事業、あるいは公益財団法人東京都歴史文化財団及び東京都の補助金、支援金、助成金、委託費等が支給されている事業又は支給を予定されている事業は、助成対象になりません。

本件に関するお問い合わせ

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 企画部 助成課
TEL:03-6256-8431(平日10時~18時) FAX:03-6256-8828
お問い合わせフォームはこちら

Q&A

  • *令和4年度 第3回「スタートアップ助成」に関するよくある質問Q&A
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公募ガイドライン

  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 公募ガイドライン
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申請書類

  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 助成金交付申請書 [個人申請]
    .DOC
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 助成金交付申請書 [団体申請]
    .DOC
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 収支予算書 [個人申請]
    .XLS
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 収支予算書 [団体申請]
    .XLS
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 申請者基本情報 [個人申請]
    .DOC
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 申請団体基本情報 [団体申請]
    .DOC
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 誓約書 [個人申請]
    .PDF
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 誓約書 [団体申請]
    .PDF
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 提出書類の詳細 兼 チェックリスト [個人申請]
    .PDF
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 提出書類の詳細 兼 チェックリスト [団体申請]
    .PDF

申請書類作成の手引き(記入例)

  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 申請書類作成の手引き[個人申請]
    .PDF
  • *令和4年度 第3回 スタートアップ助成 申請書類作成の手引き[団体申請]
    .PDF

採択概況

採択結果の概況

スタートアップ助成は令和3年度に新設された助成制度です。2年目に入り、令和4年度 第3回の本公募では、119件の申請がありました。全体の傾向としては、企画面、予算面ともに着実な計画の練られた申請が増加した半面、公募ガイドラインに記載されている申請の要件に合わないものも見られました。申請書の作成にあたっては、公募ガイドラインや Q&A を事前に良くご確認ください。本助成では、都内での事業を初めて企画・主催する新進の個人・団体によるトライアルの事業、過去数回の実績を経て企画内容やキャリアの拡充を図るステップアップの事業、さらに、個人として実力を認められている芸術家が団体を結成し、新たな企画やプロデュースに着手する事業など、積極的なチャレンジを行う事業が採択となっています。また、事業の目指すべき目的が明確であり、それを実際にどのように具体化するのかが示されており、実現にあたっての予算やスケジュールが適切に計画されているものが採択となっています。今回、令和 4年度第3回の公募でも1度不採択となった事業をブラッシュアップして再申請し、採択に至ったものが複数ありました。スタートアップ助成は年4回の公募がありますので、対象期間を確認の上、事業の具体性や実現性を明確にして再申請することも可能です。具体的に計画の練られた意欲的な申請に期待します。

《音楽分野》
27件の申請があり、うち採択は8件、採択率は29.6%でした。採択された事業は、若手音楽家による現代音楽アンサンブルの公演、3名の若手作曲家への新曲委嘱をおこなうフルートとエレクトロニクスの公演、声楽とピアノトリオという新たな編成による室内楽、映像作家がプロデュースするジャズの企画、インディーロックに根ざしたソロ活動、ポップスのユニットによる国際的な事業などで、ジャンルや申請者の経歴、事業内容は多岐にわたっています。いずれも、自らの過去の活動の積み重ねを踏まえ、高い実現性を担保しつつ、新たなステップアップをはかろうとする挑戦性の高い事業ばかりです。また、教育普及や地域振興、商業的な利益を第一の目的に掲げる申請も複数ありましたが、いずれも本助成の審査の観点に鑑み、採択に至りませんでした。クラシック音楽/ポピュラー音楽の別を問わず、既存の音楽やそれを取り巻く状況に対する自身の視点やアプローチが明確に言語化され、企画内容に具体的に落とし込まれている申請が採択となっています。

《演劇分野》
演劇分野としては今年度最多の40件の申請がありました。小劇場演劇を中心に、ミュージカル、翻訳劇、パフォーマンス演劇や映像系、体験型といった幅広いジャンルから申請があり、採択に至った15件にもその多様さが反映されています。これまで同様に俳優が申請者となる企画が複数ありました。また、ショーケースやオムニバス形式の企画がみられたのは今回特徴的でした。総じて内容が充実した事業が多く、動機やアイデアが自らの言葉で明確に語られ、創作手法やコンセプトが挑戦的だったり各人のキャリアにおけるチャレンジ性があり、会場やスケジュール、キャストだけでなくスタッフも決定しているなど実現性が高い申請が多かったことが、これまでより高い採択率37.5%に繋がりました。一方でなぜその戯曲やテーマに取り組むのかが不明瞭で、企画内容と目的が一致せず客観性に欠けるものは採択に至りませんでした。企画の核となる部分を自らの言葉で具体的に語る意欲的な申請をお待ちしています。

《舞踊分野》
11件の申請があり、ジャンルはコンテンポラリーダンスが最も多く、次いでバレエ、フラメンコ、ストリートダンス等の申請がありました。このうち事業内容と申請者の目的意識が明確に記されており、アーティストとしてのキャリアアップも見込める6件が採択に至りました。また、今回は企画書の同封されていない申請が多数見られましたが、公募ガイドライン p.11 の C「(8)申請事業に関する資料」にもあるように企画書の提出は必須です。企画書の文字数は問いませんが、作品コンセプトや企画意図、創作手法など申請書に書き切れない重要なポイントがあればぜひ記載してください。なお、本助成は新進のアーティストがチャレンジする新たな芸術活動が対象ですが、企画内容に奇をてらったものがある必要はありません。自身にとってのチャレンジが何であるかが明確にされた企画内容の申請を期待しています。

《美術・映像分野》
24件の申請があり、採択は6件となり、採択率は過去最高となりました。現代的なテーマを一貫して持ってリサーチを続けてきた成果を具体的に提示する活動や、申請者が自身の過去作品から一歩を踏み出し、新たな表現を目指そうとしていることが申請書類上で明確にされている事業、参加スタッフ名が具体的に挙がり、制作から公開に至るまで十分に計画が練られた実現性の高い事業が、採択に至りました。前回に比べ申請件数は増えたものの、3分の1が要件不備でした。団体申請で必要とされている団体実績が確認できない、適切な決算・会計書類が未提出、収支予算書上でスタートアップ助成金が無くても収支がつりあっている(つまり助成を受けるとその分黒字になる)、作品完成・公開が助成対象期間後となる、といった不備が目立ちました。また社会的意義があってもスタートアップ助成の支援対象である創造活動の要素が薄い事業や、挑戦性が低い事業は採択に至りませんでした。公募ガイドラインの必要書類をよく確認したうえで、過去の採択結果の概況もご一読いただき、自身の事業内容が申請する助成プログラムの趣旨に合っているか、他の助成プログラムとも比較・検討のうえご申請ください。

《伝統芸能分野》
5件の申請があり、申請書の内容が充実した事業と、伝統芸能の枠に収まらない挑戦的な事業の2件が採択となりましたが、伝統芸能分野の申請件数は、前回・今回ともに減少傾向がみられます。当助成では、新たな芸術創造活動を対象としており、伝統芸能の体験、初心者向けワークショップ等、特定の種目の普及を主目的とする活動は採択に至りませんでした。独自性、チャレンジ性のある幅広い分野での申請をお待ちしています。

《複合分野》
「核となる分野を特定できない芸術活動」を対象とする複合分野には12件の申請がありました。申請者の年代は20代および30代前半が中心となっていますが、中には10代の方からの申請もありました。採択に至ったのは2件で、いずれも、複合的な芸術表現を志向しつつ、内容やコンセプトが具体的かつ明快な事業です。なぜその表現形態を取る必要があるのか、それは具体的にどのようなアウトプットになるのか、その実現のためにはどのように準備を進める必要があるのか、といった点について、明確化された申請を期待します。

助成対象事業

採択件数 :
39
申請件数 :
119

都内での創造活動 (36)

秋山カルテット 第2回演奏会

秋山カルテット

音楽

もあダむ旗揚げ公演『バター、トースト、ジャム』

阿久津京介

演劇

Ensemble Toneseek vol.2 第二回演奏会 ~ 月に憑かれたピエロ ~

アンサンブル・トーンシーク

音楽

Aaanna Japanese Special 活動発信事業

Aaanna Japanese Special

音楽

飛んで火に入る

石井ひかる

複合・その他

演劇企画カチョエペペ第二回公演『甘苦』

演劇企画カチョエペペ

演劇

paper company Book Exhibition Vol.1

岡田 翔

美術・映像

コレオグラフィモンタージュ「タイタス・アンドロニカス」

ORU

舞踊

Clarinet Quintet Penta-CLam 2nd Concert

クラリネット5重奏団Penta-CLam

音楽

ミュージカル「ツミとバツ」トライアウト

Group B

演劇

メッセージ・イン・ア・ボトル

劇団NUTS!

演劇

劇的な葬儀

劇的事務局

演劇

ハルナツ vol.1 『Proof』

小林 春世

演劇

啓蒙ヌードル第四回公演『どこにもいない』

齋野直陽

演劇

ZAZI・ZOO JAPAN TOUR 2023 FINAL

ザジ・ズー

演劇

ジューンブライド・オフィーリア

燦燦たる午餐

演劇

三枚組絵シリーズ「洋間たち」

三枚組絵シリーズ

演劇

HASHTAG 3.0

清水美紗都

舞踊

月を読む:遠近のアーカイブ

紙魚プロジェクト

美術・映像

墨の響 絃の彩~書と箏の織りなす世界~

書彩家 結鶴

伝統芸能

川の長さにまで至る、三行の薄いしるべを引く

そこからなにがみえる

美術・映像

武本拓也新作クリエーション ショーイング+ディスカッション

武本拓也

舞踊

中村瑞乃 新作インスタレーション・パフォーマンス『ふわふわのかけら』

中村瑞乃

舞踊

Screening Dialogue in Asia

Knots for the Arts

美術・映像

東のボルゾイ新作ミュージカル『IBUKI』

東のボルゾイ

演劇

こどものじかん the Children’s Hour

廣川真菜美

演劇

Where the kiss will be tomorrow

藤瀬 朱里

美術・映像

サーカスがはじまらない

プテラノドン

演劇

オブリークサインポスツ

星野泰晴

音楽

リンクスケーター

向井ひかり

美術・映像

無限のネコ定理第二回公演 「ロケット・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・シガレット」

無限のネコ定理

演劇

ニューフェイズ vol.1 〜フルート作品の現在・未来〜

村上聖

音楽

野口晴哉音楽室再生計画

メグロジョッキークラブ

音楽

老若男女未来学園第二回本公演(ハイパーポジティブ)『シーユレーター』

森悟

演劇

六畳半

山口なぎさ

舞踊

笙と三味線の魅力~平安から令和へ。

WAN

伝統芸能

国際的な芸術交流活動 (2)