リリアン・ヘルマンの『The Children’s Hour』をワークインプログレス形式で創作。
「理解できない他者を排除しようとする人間の本質」が100年経っても変わらないことをテーマに、リーディング公演を経て本公演を創作、上演した。
創作の特徴としては、リーディング公演では、各回上演後に「交流会」と称してご観劇いただいたお客様からご感想やご意見を伺い、創作側と観客との相互がコミュニケーションを取り理解を深めることを目指した。
また、幅広い価値観や視点をもって創作したいという観点から、一般公募で参加者を募り「試演会」と称してワークショップ公演を行った。
試演会メンバーの意見や演技は本公演の創作に大いに役立てられ、また参加者にとってあらたなコミュニティの醸成に繋がった。
出演…桂川明日哥 岩永彩 宮崎隼人 辻川幸代 上村正子 キキ花香 藤井花歩 松本なお 浅野悠那 田村かなみ 藤田葵 宮崎明音
スタッフ…演出:廣川真菜美 翻訳:手代木麻里 稽古場進行:前原麻希 ほか
【廣川真菜美】
俳優・演出家。俳優として、市原佐都子/Q『妖精の問題 デラックス』、タニノクロウ秘密倶楽部(庭劇団ペニノ)『Marzo VR』などに出演。アートシーンを牽引する創作者とのクリエーションを行っている。
一方、小劇場演劇での創作環境に疑問と関心を持ち始め、2023年に創作団体 maars inc.を立ち上げた。本作品が第一弾クリエーションとなる。
リーディング公演:カフェ ムリウイ(東京都世田谷区)
本公演・試演会:新宿眼科画廊(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。