昨年開催した第1回公演では、デビュー公演ということもあり、個々の奏者の力量は示せたものの、アンサンブルにおける個性までは提示できなかった。そのため、今回の第2回演奏会では、声楽家として多方面で活躍する根本真澄をゲストに迎え、現代音楽の出発点とも言えるシェーンベルクの代表作『月に憑かれたピエロ』を主軸として取り組むこととした。演奏されつくしたとも言える古典にあえて取り組むことで、本団体の個性、音を模索、提示し、次回以降予定しているアンサンブルへの公募へと繋げていく。
【アンサンブル・トーンシーク】
国内外の様々なアンサンブルシーンで活躍する、現代音楽のキャリアを積んだ音楽家達が、新たな活動の場を拓くべく、2022年に設立した現代音楽アンサンブルである。名前の由来は演奏家、そして作曲家達と「新しい音を探すきっかけを作る場」を目指すところからきている。
アンサンブル・トーンシーク
代表
久保哲朗
ensemble.toneseek@gmail.com
トーキョーコンサーツ・ラボ(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。