アーツカウンシル東京の事業

地主麻衣子 個展 Intimacy and Distances

  • 団体名 : 地主麻衣子
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 美術・映像

事業概要

地主麻衣子のカナダでの初個展をおこなった。インディペンデントキュレーター原万希子氏のキュレーションで、会場はバンクーバーで唯一アジアとアジア系移民のアートを中心に展示をするCentre Aというアートセンター。コロナウイルスによるパンデミックを前後して制作された地主の複数の展示作品は、ビデオカメラを通した他者とのエネルギーの交換の可能性への欲望と、そこに現れる不可視で重層的な距離感を独特な手法で探求している。バンクーバーという多様な人種や文化的背景が共存する社会で展示をし、パブリックプログラムを行うことで、変容する現代社会における自己と他者との新しい関係をどの様に再構築できるかというテーマを、より開かれた場で考える機会となった。

プロフィール

【地主麻衣子】
1984年神奈川県生まれ。多摩美術大学大学院絵画専攻修了。2019年〜2020年にヤン・ファン・エイク・アカデミー(オランダ、マーストリヒト)のレジデンスプログラムに参加。主な個展に、「MAM Project031:地主麻衣子」(森美術館、2023年)、「親密さと距離」Centre A(バンクーバー、2023年)。主なグループ展に「新・今日の作家展2020 再生の空間」横浜市民ギャラリー(2020年)、第11回 恵比寿映像祭」東京都写真美術館(2019年)など。

実施場所

Centre A(バンクーバー/カナダ)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。