この事業は、2016年に発表した坂田有妃子振付作品『菓』のリクリエーションから、坂田自身が求めるシーン作りにより意欲を込めたダンス作品となった。オリジナルは、2017年SAI International Dance Festivalにて「SDP Award」受賞、翌年5月「SeoulDance Play」(Performing Place, Yegee Art Theatre, Seoul ) で発表した作品で、新たなダンスシーンを盛り立てる音、照明を加え、1時間ほどの作品に再構築された。作品内容は植物からインスパイアされて創ったミクロな世界観をもとに、坂田の父親の死に対して感じた気持ちをフィードバックして創りあげた。出演者には継続して坂田作品に出演している、古茂田梨乃、平多理恵子、ほか3名の新しいダンサーたちを加え、照明の藤本隆行、音楽にスカンクと経験豊富なベテラン勢を揃えた。衣装のるうが作品のビジュアルをまとめ上げ、他スタッフ陣も作品作りに大きく貢献した。坂田自身も振付と演出に真摯に取り組み、作品を客観的に捉えていきながら作品作りの向上を図った。
出演|今井琴美 古茂田梨乃 斎木穂乃香 平多理恵子 横山八枝子
振付・演出|坂田有妃子
舞台監督|佐成哲夫
照明|藤本隆行/ Kinsei R&D
音楽・音響|SKANK /スカンク
映像|中島侑輝(Archifact)
衣装デザイン|るう(Rocca Works)
衣装製作|井上のぞみ
宣伝写真|松本和幸
記録映像・編集|粟屋武志
制作|滝沢優子
主催|UNIca
協力|サカタアキコ︎ 原田拓巳 あっきーな
助成|公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
【UNIca ウニカ】
坂田有妃子主宰。ダンス・音楽・美術を織り交ぜ、パフォーミングアーツとしての身体表現を探りながら、パフォーマンス作品を制作する。毎回テーマを掲げ、そのリサーチから始まる創作体制のもと、唯一無二なダンス作品を発表し続ける。
UNIca
マネジメント・制作
滝沢優子
unica.dance2021@gmail.com
Performing Gallery&Cafe 絵空箱
(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。