水下暢也さんと青柳菜摘さんの三行詩の往復書簡をモチーフに映像作家遠藤幹大と草野なつかが詩の朗読のサウンドトラックを使いそれぞれで制作した映像を表裏面のスクリーンに同時上映した。本作品では、当団体が掲げる「制作する映画作品の内容に見合ったインスタレーション上映」を目的とし、昨今の複雑化する視聴覚環境の中での「映画」を巡る(オンラインでの鑑賞など)鑑賞方法の変化も踏まえ、まだ実践されていない「映画」とその上映形態の可能性を探る。
【そこからなにがみえる】
遠藤幹大と草野なつかによる制作グループ。 既存の制作方法や上映方式に捉われることなく作品に合わせてかたちや場所を替えながらも、あくまで 「原初の歓び」 を忘れることなく普遍的な視座を持った活動を行う。
遠藤幹大:初長編映画「友達」がレインダンス映画祭など多数の映画祭で上映。主な映画作品に「ジャンヌの声」、「燃えさしの時間について」がある。
草野なつか:「螺旋銀河」で長編映画を初監督。長編作品2作目の「王国(あるいはその家について)」は、英国映画協会BFIによる「1925~2019年の優れた日本映画」のひとつに選ばれる。
そこからなにがみえる
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