一人の男(竹内蓮)が複数の男役を兼ねた、短編演劇2本、短編映像1本を同時に上演・上映することで一概に括られる「男」という存在を多面的に表現することに挑戦した。SNSなど社会の変革によってマジョリティ男性に求められる正しさやマナーも増えてきたが、人や集団は急に意識を変革をすることは出来ず摩擦が起きているように思う。立派な「人に成る」ことを求められ、葛藤する男性やその先の未来を描くことで、相互理解を探った。各短編作品には、いいへんじの中島梓織、アドバイザーにゆうめいが参加した。
演出:石倉来輝
出演:竹内蓮 村田天翔 吉田山羊 タナカエミ
映像出演:木村美月
【ロチュス】
俳優の竹内蓮によって2020年に設立。
俳優自身の実体験をベースに演劇の創作活動をする。
自分の過去、見たくない一面、変えることができない社会から目を背け、フィクションの世界に逃げ込む作風が特徴。変えられない社会や、自身の過去を演劇の力で上書きし、妄想の世界を生きることでしか呼吸ができない現代の若者を描く。
at THEATRE(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。