打楽器アンサンブルは、吹奏楽のコンクールやコンテストでもよく演奏される音楽形態である。昨今、その中にはクラシック音楽のほかに黒人音楽や(現代音楽的な)即興を含めたものも見受けられる。しかしその音楽すべての源流を踏まえつつ、演奏できる奏者は限られており、音楽の内容ではなく「コンテストのための音楽」になりがちである。
我々はその「コンテストミュージック」から一線を画すアンサンブルを目指し、聴衆・アマチュア音楽家に向けて打楽器アンサンブルの本当の世界を広げていきたい。この共通の価値観を抱いていた柿崎、窪田、工藤、柴田は打楽器アンサンブル「CROWS」を結成した。彼らはそれぞれクラシック、ジャズ等に関して確かなバックボーンをもっている。目黒パーシモンホールでの本事業をもって新たな一歩を踏み出し、「CROWS」の方向性を定め、今後のコンテンツ制作につなげていきたい。
【fippamusic】
fippamusicは西洋クラシック音楽、黒人由来のジャズなどの音楽、1000年以上も受け継がれてきた日本の雅楽などを融合、再構築することを追求し続けていく団体である。
グローバル化が進み、社会の変革がこれまで以上にスピード感をもっている今、音楽文化はある意味危機を迎えているのではないだろうか。商業ベースに則っただけの音楽では聴衆の感動は得られないと我々は考えている。今こそジャンルの垣根を越えて、これからの音楽の形を模索していくことに意味を見出している。継続的に新しいサウンドを模索していくことに注力するため、組織だった団体として設立した。
公演だけでなく、ワークショップやミュージシャンの公演や公開レッスンを度々行い、首都圏のような選択肢の少ない地方ミュージシャン、愛好家も刺激していきたい。
fippamusic
代表
柿崎幸史
080-1986-1037
fippamusic@gmail.com
めぐろパーシモンホール(東京都目黒区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。