チェルフィッチュの新たな演出手法〈映像演劇〉を用いた、新作演劇公演。これまで美術館や劇場の展示スペースなどで演劇公演/展覧会として開催されてきた〈映像演劇〉だが、今作では舞台空間での上演に〈映像演劇〉の手法を持ち込む。2枚の半透明のスクリーンが設置され、俳優や演奏家はスクリーンに投影する方法でのみ出現する。観客は客席に座り、舞台上に置かれたスクリーンに投影された映像を観る、という行為を行うが、同時に想像力を働かせることによって、いかにもそこに演劇の上演空間があるかのように錯覚し、自らの頭の中で演劇上演を立ち上げることになる。
2022年東京・光州・ソウルでの上演に続き、Singapore International Festival of ArtsとDjakarta International Theater Platformにて上演。チェルフィッチュとして、シンガポールは2008年『三月の5日間』以来15年ぶり、ジャカルタは初の上演となった。
【一般社団法人チェルフィッチュ】
岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、現代を代表する演劇カンパニーとして国内外で高い注目を集める。2007年『三月の5日間』(第49回岸田國士戯曲賞受賞作品)にて国外進出を果たして以降、国内外合わせて90都市以上での上演歴を持つ。近年は、海外のフェスティバルによる委託作品製作の機会も増えており、活動の幅をさらに広げている。
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