“もりりゅう”のアー(ッ)ト驚く、ためになる通信
アーツカウンシル東京 企画室広報調整担当課長、森隆一郎がアーツカウンシル東京の事業やアートにまつわる様々な現場を訪ね、「アー(ッ)ト」驚いたポイントやこれはためになるな、と感じたことなどを記してゆきます。あぁ、世代がわかりますよね。アーっと驚くタメゴロウ…
2016/03/18
アート的「サードプレイス」
アツカン広報のもりりゅうです。
突然ですが、スターウォーズ的に言うと、フォースにバランスをもたらしたのはスカイウォーカー親子ですけれども、数字の「3」も世界にバランスをもたらすマジックナンバーだと思うのです。
三脚とか、三人よれば文殊の知恵とか、三権分立とか。
以前、打楽器奏者の方に教えてもらったんですが、人間が一番リラックスできるリズムも3拍子、つまりワルツなんだそうです。その方がおっしゃっていた理由の一つになるほど、と膝を打ったんですが、心臓の鼓動が3拍子なんですね。ドクン・ドクン、って言う風に一拍休符がはいって、三拍子になっている。
胎児の頃に聞いていた音と同じ三拍子が人をリラックスさせてくれるわけです。
一方、「2」は色々と厄介で、二項対立とか、仕事と家庭、オフィシャルとプライベートなど、なんかこう逃げ場がない感じがある。「2」の世界で生きていると、行き詰まってしまうことも多いと思います。
そこで、バランスの数字「3」の出番です。
最近良く聞くキーワードに「サードプレイス」っていうのがありますよね。
学校や職場・家庭以外に自分自身の時間を持つ場所、というサードプレイスの重要性が言われていますが、文化的な活動が、サードプレイスにぴったりだというのは、誰もが頷くことじゃないでしょうか。
これはたとえば、子供たちにもあてはまりますよね、学校と家庭以外の場所、あるいは先生と親以外の大人と出会える場を用意してあげることで、バランスの良いものの見方とか将来への展望なども持てるんじゃないでしょうか。
キッズ伝統芸能体験 発表会
子供たちがアーティストたちと共に作り上げる舞台「パフォーマンスキッズ・トーキョー」の公演が3月21日(月・祝)にひの煉瓦ホール(日野市民会館)で、「キッズ伝統芸能体験」の発表会が、同じく3月21日(月・祝)に宝生能楽堂、30日(水)に浅草公会堂で行われます。子供たちの「サードプレイス」、アー(ッ)ト!驚くこと請け合い!