“もりりゅう”のアー(ッ)ト驚く、ためになる通信
アーツカウンシル東京 企画室広報調整担当課長、森隆一郎がアーツカウンシル東京の事業やアートにまつわる様々な現場を訪ね、「アー(ッ)ト」驚いたポイントやこれはためになるな、と感じたことなどを記してゆきます。あぁ、世代がわかりますよね。アーっと驚くタメゴロウ…
2017/06/01
夏休みの準備は今のうちに。--こどもたちに新しい世界を!--
もう夏休み?ちょっと気が早いのじゃないかと思われるかと思いますが、今が申し込み時期なんです。
ということで、今回のブログでは、こどもたちが新しい世界を体験できるプログラムを紹介したいと思います。
はじめは、、、
「0歳から大人まで楽しめる、ミュージック・ワークショップ・フェスタ<夏>」
“見つけよう、音楽で広がる新しい世界”というキャッチフレーズで開催しているプログラムです。東京文化会館がポルトガルの音楽専門施設「カーザ・ダ・ムジカ」(音楽の家)と連携して行っている10個のワークショップを5日間にギュッと凝縮しております。
対象年齢が小学生から大人までということで、親子でもご参加いただけますし、おじいちゃんおばあちゃん、近所のおばちゃんとか渡辺祐おじちゃんと参加してもらってもいいかなと思います。
さて、もうひとつは、東京文化会館で育成されたワークショップリーダー(カーザ・ダ・ムジカで研修を受けた方も居ます)、この方々がリードするワークショップです。色々とあるんですが、中でも山田玲奈ママにもおすすめ、生後6ヶ月からの赤ちゃんもママ・パパと一緒に参加できるものがあります。
例えば、「はじめましてクラシック」とか「咲かせよう!音楽の花」とか、人数も15名から20名程度とコンパクトです。その他にも、対象年齢を結構細かく設定してありますから、お子さんの年齢に応じた「新しい世界」に触れてもらえる絶好のチャンスだと思います。
ミュージック・ワークショップ・フェスタ<夏>
期間は7月13日(木)~17日(月・祝)
企画は文化会館なんですが、会場は、池袋の東京芸術劇場ですので、ご注意ください。
子供も大人もひとり500円で参加できます。リーズナブルですね。
つづいては、
注目の若手演出家や振付家と一緒に舞台作品を作る「パフォーマンスキッズ・トーキョー」
これは10日ほどアーティストとこどもたちが共同作業を行なって、舞台でその成果を発表するというプログラムです。
夏休みの7月から8月に都内4箇所(世田谷区、調布市、北区、練馬区)で行ないます。
アーティストと場所もバラエティに富んでいるんですが、ここでは2箇所だけ紹介します。
練馬区光が丘のIMAホールでは振付・演出・ダンサーで、珍しいキノコ舞踊団も主宰している伊藤千枝さんが登場します。伊藤千枝さんは、コマーシャルの振り付けも多いんですけれど、「アセロラ体操」って覚えてますかね?あの振り付けをした方です。コミカルかつキュートな振り付けが魅力です。
タイトルは「ナルのね物語」
参加したみんながどんどん色々なものに変身していって物語を進めるというような内容にナルようです。
それから、世田谷担当の、振付家・ダンサーの青木尚哉さん、2004年に新潟で設立されたプロのダンスカンパニーNoism(海外でも人気)の設立メンバーで、現在はソロとしてご活躍です。で、これ、タイトルがなんとも個性的です。
「木目調/デジタル」
独特ですね。というか謎ですよね。でも、こどもってこういうナンセンスなの大好きじゃないですか。基本的にアーティストの皆さんって子供のまま大人になったような方が多いですから、普段あまり出会えない一風変わった大人と出会って、こどもたちの新しい世界が広がる機会と捉えてもらえると良いのじゃないかと思います。
パフォーマンスキッズ・トーキョーは参加無料で、7月から8月、それぞれ10日間ほど開催します。詳しくはこちらをチェックしてみてください。
ということで、今年の夏休みには、こどもたちに「アーット驚く、ためになる」体験をさせてあげたいですね。
これお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、J-WAVEラジオドーナツで話すトピックなんです。
6月3日の本番では時間の都合でこんなにたくさんのことは話せないと思いますが、さあどれくらいしゃべれるか。
ぜひオンエアをお楽しみに!
番組情報
J-WAVE(81.3FM)「ARTS COUNCIL TOKYO CREATIVE FILE」
毎週土曜日 11:35~11:45(ワイド番組「RADIO DONUTS」内)
※時間は多少前後する場合がございます。