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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2013/08/26

長尾POレポート プロジェクト日誌(4)

三宅島全体を〈大学〉に見立てて、様々な学びの場を提供する仕組み「三宅島大学」。この夏、慶應義塾大学加藤文俊研究室(以下、加藤研)による「三宅島大学キッズリサーチ」と、アーティスト開発好明さんによる「100人先生」夏期講座を開催中の三宅島に数日滞在しました。

8月の時間割はこちら(三宅島大学通信8月号)


8月18日(日)100人先生「ハンモック先生」
地元漁師から漁網編みを習い、みんなでハンモックを作る。

主な会場は三宅島大学本校舎(御蔵島会館)。久しぶりに訪れると、窓ガラスに、昨冬の100人先生「線先生」の際に描かれた綺麗な白線模様があったり、漁網編みを応用して作られたハンモックが庭で子どもたちの人気を集めていたり。私が島を離れていた少しの間に、「三宅島大学」を通してまた新たに展開された講座やプロジェクトを喚起させる生きた“記録(物)”ともいえるものが様々見られました。

これが見られるのは、本校舎に限りません。例えば、今回のキッズリサーチも担当した加藤研の活動は、島内の様々な場所でも目にすることができます。村役場の入口には、昨年度のキッズリサーチの際に制作されポスターが掲出され、来館者を迎え入れます。島内の商店に立ち寄れば、三宅島のあしたをつづるかわら版「あしたばん」の最新号も置かれています(ウェブからもご覧いただけます)。また、今回泊まった宿は、三宅島大学開校時から加藤研がリサーチプログラムの一環として展開してきた「宿の女将さん」をテーマとしたポスタープロジェクトの取材先のひとつ。食堂の壁に、女将さんのポスターが飾られていました。

そんな三宅島大学は、9月で開校2周年。初の卒業候補生によるプロジェクトの公開制作や卒業証書授与式をはじめとした記念事業を9月から11月まで開催します。この一環で、加藤研が制作してきたポスターも「三宅島ポスタープロジェクト展」として、二会場で実施し、三宅島内だけでなく、浜松町駅から徒歩約8分の「竹芝客船ターミナル 第二待合所」でもご覧いただけます。*

詳細はこちら(三宅島大学通信9月号)
*「三宅島ポスタープロジェクト展【三宅島会場】」「三宅島大学制作成果発表会・卒業証書授与式」は、台風18号の影響により、延期となりました。

このターミナルは、伊豆諸島への玄関口。出張の夜は、いつもここから22時20分に出発する大型客船に乗って、三宅島へと向かいます(朝5時到着)。
「島でまなび、島でおしえ、島をかんがえる。」をキーワードに展開している「三宅島大学」という仕組みによって、様々な“媒体”が生まれ、それを通じて誰もが少しずつ三宅島のことを知っていくことができます。海と山に囲まれた島の空気や時間を感じに、竹芝の展示に、そして船に乗って三宅島に、是非お運びください。

kids_sugoroku
三宅島大学キッズリサーチ
子どもたちが撮った「気になるもの」の写真を使って制作されたすごろく

東京アートポイント計画 プログラムオフィサー 長尾 聡子

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