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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

文化の力・東京会議2012

東京都および東京文化発信プロジェクト室では、平成24年秋に開催予定の東京クリエイティブ・ウィークス期間中、10月19日(金)-10月20日(土)に国際会議「文化の力・東京会議」を昨年に引き続き開催します。
このブログでは、10月20日に開催される「文化の力・東京会議」の本会議に先立ち、10月19日に開催予定の分科会の事前準備会についてレポートします。

2012/09/04

国際会議「文化の力・東京会議」 第二分科会 準備会 事前会議(7月16日)レポート

第二分科会「文化芸術の挑戦に持続可能性を付与するフレームワーク」では以下のテーマで議論が展開される予定です。

「ひ とつの文化的挑戦が、持続可能な社会活動に発展するための仕組み、ルール、スケーラビリティについて議論する。現在、過疎対策や少子高齢化、まちづくりと いった社会的課題に対し、文化芸術分野では様々なアプローチが試みられている。しかし、限定的な活動に終始し、持続可能性を備えた社会変革活動の域に達せ ない事例も多い。芸術文化のポテンシャルを最大限に活かすための要件とは何か。実践者同士の議論を通し、フレームワークへの昇華を目指す。」

主な出席者
・林千晶氏(ロフトワーク)
・藤浩志氏(アーティスト)
・東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室関係者 

実は、第二分科会では準備会の初回が正式に開催される前に、議論の方向性について話し合う機会が持たれました。そこで提案されたキーワードが「やわらなしくみ」づくり。

例えば、アメリカ的な「しくみ」は、一つの強固なフォーマットを作り、それをトップダウン型で全世界に広めます。単純さゆえ広まりやすい手法ではありますが、そのフォーマットの強固さが、各地域に順応しきれない場合も多々あります。

一方で、日本では「ハーモナイズ」を重視するとよく表現されます。地域・文化圏ごとの違いを想定し、フォーマットの骨組みは組み立てつつも、各地域性に対応できるよう柔軟性を残したルール、つまり、「やわらかなしくみ」を志向します。

林 氏は、「ある一つの文化的な実践が有効であるとき、そのコアとなるしくみ(≒プラットフォーム)を用い、一つの事例が千倍になるような効果をもたらすこと が可能なのでは」と指摘します。重要なのは、仕組みやプラットフォームのコアがどこにあり、柔軟さを持たせる部分はどこになるか…を見極めることです。第 二分科会では、しくみを支える本質について、実際に様々な活動している登壇者から具体的な事例を踏まえて聞き取り、議論していきます。

こ ういった議論を踏まえた上で、7月27日の会議当日は西條氏による活動の紹介から議論をスタートさせました。西條氏は、ふんばろう東日本支援プロジェクト という日本最大級のボランティア組織を立ち上げ、被災地に必要な物を必要な人に必要なだけ届ける仕組みを生み出されています。

第二分科会準備会第一回では活発な議論が展開されましたので、詳細レポートにご期待ください。

(文:国際会議分科会担当 熊谷薫)

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