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現場に行ってみた!! 宮本篇

東京文化発信プロジェクトが行う様々なプログラムにライターの宮本が出向き、現場からお伝えします。アート、音楽、舞台、地域プロジェクト etc… 文化は会議室ではなく、現場で生まれている!

2014/11/20

【東京発・伝統WA感動】 能楽体験と舞台鑑賞 「能~伝統の発見~」

10月13日(月・祝) 十四世喜多六平太記念能楽堂で開催された「能~伝統の発見~」の現場に行ってきました!

この公演は、伝統芸能・文化の魅力を国内外へ発信する「東京発・伝統WA感動」のプログラムの1つで、能のエッセンスである仕舞、謡、囃子のワークショップ(第1部)と、喜多流の能公演「船弁慶」の鑑賞(第2部)を通して、身体や発声、音楽についてのこれまでの常識を覆し、伝統の持つ力をあらためて発見しようという趣旨で開催されたもの。会場には、小学生ぐらいのお子様から、普段から能に親しんでいる方まで幅広い層の方が集まり、能楽体験と舞台鑑賞を楽しみました。


この日ワークショップ参加者に配布された資料

● 囃子(はやし)
囃子方は、「太鼓」「大鼓」「小鼓」「笛」の四種類の楽器からなります。
実際に音を出しながら、それぞれの楽器の特徴を説明。


〇 大鼓 (おおつづみ)
拍子を司る楽器。打つ時の強弱で音に変化をもたらします。こちらも打ちながら掛け声!
革を乾燥させる必要があり、演奏前に1時間程度炭火で焙じます。

〇 小鼓 (こつづみ)
拍子を司る楽器。調緒(しらべお)と称する紐を調整することで、4~5種類の音を奏でることが出来ます。
こちらも打ちながら、勢いよく掛け声!
大鼓とは逆で、皮に湿気が必要なため、演奏中も唾液を付けて湿気を保ちます。

〇 笛 (ふえ)
能で使用するのは能管と呼ばれる横笛。リズムを主として演奏します。
実際に吹いてみると、音を出すだけでも一苦労!

〇 仕舞 (しまい)
舞い、扇の構え、歩き方、基本の所作を学びます。能舞台は全て檜(ひのき)で出来ています。
神聖な場所でもあるため、参加者全員が足袋を履いて舞台に立ちました。

● 能「船弁慶」真ノ伝
誰もが知る源義経や弁慶が登場する、「静」と「動」の対比が面白い人気の演目。
今回は「真ノ伝」という喜多流独自の演出による上演。

※アフタートーク
アフタートークでは、案内人・大島輝久さん、北京オリンピック新体操日本代表の浅沼圭さん、遠藤由華さんが舞台に登場。浅沼さんと遠藤さんはこの日ワークショップに参加し、能楽を初めて体験したそうです。(ワークショップ中、目立つお二人がいるなと思っていたら、浅沼さんと遠藤さんでした!)

代表選手として海外に出る機会も多かったというお二人。「海外に出ると日本文化を褒められることが多いものの、自分自身で経験することがなかったので貴重な経験をさせてもらった」と浅沼さん。

観るだけでなく実際に体験することで、伝統文化への興味関心はより深まるように思います。
もっと日本の伝統文化に触れてみたくなるプログラムでした。

◆伝統芸能・文化の魅力を国内外へ発信する「東京発・伝統WA感動」、
今後の開催プログラムはこちらをご覧ください。
http://www.dento-wa.jp/

※本公演概要
【公募プログラム】能 ~伝統の発見~ (東京発・伝統WA感動)
2014年10月13日(月・祝)
第1部:ワークショップ 12:30開演 12:00開場
第2部:公演 15:30開演 15:00開場
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京発・伝統WA感動実行委員会
協力:朝日新聞社

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