Tokyo Art Research Lab(TARL)
Tokyo Art Research Lab は、アートプロジェクトの担い手のためのプラットフォームです。時代に応答したアートプロジェクトをつくる学びの場と、現場の課題やこれから必要な技術について考える研究・開発を「東京アートポイント計画」と連携して行っています。
2022/10/25
TARL等での取り組みがもとになった音楽作品『福島ソングスケイプ』が、グッドデザイン賞を受賞!
いわき市にある県営復興団地 下神(しもかじろ)白団地で行われてきたプロジェクト「ラジオ下神白 あのときあのまちの音楽からいまここへ」。
2016年12月から始まったこの取り組みでは、団地の住民の皆さんが住んでいたかつてのまちの記憶を、馴染み深い音楽とともに収録するラジオ番組を制作し、それらをラジオCDとして住民の皆さん限定に配布・リリースすることを継続して行ってきました。
2016年度から2020年度までは、Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)として事業を実施。そして2021年度はTokyo Art Research Labで「オンライン報奏会」など、記録を編みなおすプログラムを行いました。
2022年3月、本プロジェクトのディレクターをつとめるアサダワタルさんが、それまでの取り組みから音楽作品『福島ソングスケイプ』を制作。この作品は、プロジェクトの記録やいわき市で収録したサウンドをひとつの作品としてまとめたものです。
この度、『福島ソングスケイプ』が2022年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
—
審査委員の方のコメント(公式ウェブサイトより抜粋)
幸せとは何か? 人生における最も重要な問いを投げかける1枚のCD。内包するテーマは深く、重いが、全くそれを感じさせない構成になっている。歌を聞くだけで、そこに暮らす人々の人生が頭の中を駆け巡る。評価は文字では表せない。ぜひ多くの人に聞いて、感じてもらいたい。
—–
受賞の詳細はこちら
▼『福島ソングスケイプ』について
・『福島ソングスケイプ』の詳細はこちら
・紹介動画「『福島ソングスケイプ』ができるまで」
▼関連情報
アサダワタルさんの実践を紹介する映像プログラム
「応答するアートプロジェクト|ケーススタディ・ファイル File 04 アサダワタル|これまでにない他者とのつながりかたの発明」