「東京迂回路研究」では、「対話型実践研究」として、多様な人々と共に考えることを通じて、自らの「当たり前」としている視点に気づき、他者の視点を組み入れ、新たな視点からものごとを捉え直すこと、そうしていままで見えていなかったありようを明らかにし、丁寧に言葉にすることを大切にしています。
「自らの活動を客観的に捉え、言語化し、他者に伝えていくこと」。こうしたアプローチは、多くの人にとって、人生の様々な場面で必要とされることではないでしょうか。
そこで、今回のゼミナールでは、ケア、アート、教育、地域、家庭や職場などの多様な人々が関わり合う分野で、参加者自身が関心を寄せる活動や現場について「他者と共に考え、言葉にすること」に取り組んでみたいという人を募集します。毎回、レクチャーとワークからなる、実践的な講義を行います。
第1回 6月3日
テーマ:核になる言葉を見つける
内容:自分の思いの核になるものを語るべき言葉を見つける。
第2回 6月24日
テーマ:伝えるべき相手を考える
内容:言葉を発する相手、その立場、自分との関係を考える。
第3回 7月1日
テーマ:広げ深める言葉を見つける
内容:核になる思いをさらに具体的に語る言葉を拾い集める。
第4回 7月15日
テーマ:考えを展開し組み立てる
内容:集めた言葉を取捨選択し、伝えたいことを組み立てる。
第5回 8月5日
テーマ:考えを伝える
内容:組み立てたものを他の人に見せ、表現と構成を考え直す。
第6回 9月2日
テーマ 発表する
内容:ゲストコメンテーターを迎えて、公開で発表を行う。
※スケジュール及び内容は変更になることがございます。ご了承ください。
ケア、アート、教育、地域、家庭や職場などの多様な人々が関わり合う分野で、参加者自身が関心を寄せる活動や現場について「他者と共に考え、言葉にすること」に取り組んでみたい人
15名程度(要事前申し込み。なるべく、全6回すべてご参加ください)
※申込多数の場合、書類選考により決定します。
5,000円/全6回分(介護者:無料)
※参加費は初回受講時に現金にてお支払いください。
※お支払いいただいた参加費は、いかなる場合も返金いたしかねますのでご了承ください。
梶谷真司
(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP) センター長)
1966年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学、比較文化、医学史。UTCPセンター長として、多様な「哲学対話」のプロジェクトを推進。主な著作に『シュミッツ現象学の根本問題――身体と感情からの思索』(京都大学学術出版会)など。
申込方法
E-mailまたは郵送
E-mailの場合は件名を「東京迂回路研究 ゼミナール申し込み」とし、ワードファイル(書類)に下記をまとめ、お送りください。
(1)名前
(2)メールアドレス
(3)緊急連絡先(当日連絡のつく電話番号)
(4)年齢(〇十歳代)
(5)ご所属・ご職業等
(6)参加の動機、問題意識等
(7)関心を寄せる活動や現場の概要(簡単に)
郵送の場合は、上記(1)~(7)を記載した書類を、お申し込み先住所までご送付ください。
※お預かりした個人情報は主催者からのご案内のみに使用し、厳重に管理いたします。
申込締切
5月28日(土)(郵送の場合は、午前中必着)
※定員をこえた場合は、事務局による書類選考を行います。
※お申し込みいただいた方には、5月31日(火)にE-mailにて、受講の可否を通知いたします。メール以外の方法をご希望の場合は、お申し込み時にお伝えください。
特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
住所:東京都港区芝3丁目30番1号山岸ビル2F
TEL:070-6437-3599
E-mail:info@diver-sion.org
2016年6月3日(金)、24日(金)、7月1日(金)、15日(金)、8月5日(金)、9月2日(金)いずれも19:30~21:30(開場19:15)
※全6回