アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

「とある窓」制作メンバー募集

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • 展覧会・上映会

江東区・大島エリアを歩き、お話を伺い、文章にまとめ、展覧会をつくる
「とある窓」を一緒に作ってくれるメンバーを募集します


「その窓から何が見えていましたか?」
「その窓がある部屋で、どんな暮らしをしてきましたか?」
「その窓を見ると、どんなことを思い出しますか?」

生活空間と外の環境をむすぶ装置である「窓」。
まちを歩いて出会った人びとに、「あなたの大切な窓について教えてください」と声をかけてみると、思いがけない会話が始まるかもしれません。
ひとりひとりが語るかけがえのない人生史には、日々を重ねてきたまちの姿も含み込まれているはずです。

わたしたちと一緒にまちを歩き、インタビューをし、文章にまとめ、展覧会を作ってくれるメンバーを募集します。

「とある窓」とは?

震災から7年目のタイミングで、岩手・宮城・福島の沿岸部を巡り、各地の窓についてのお話を伺い、聞き書きの冊子と写真で構成した展覧会「とある窓」を2018年に仙台市で開催しました。
今回は、NOOKの新拠点がある江東区・大島エリアにて、「とある窓」の物語を集めたいと思っています。
一見すると時の地層を感じにくい東京の風景ですが、この100年の間にも、関東大震災、戦災復興、そして度重なる開発を経ていまがあります。
ひとりひとりの語りによって、この風景のずっと奥にあるいつかの時間や、個人の記憶の中にある遠い場所の風景なども見えてくるかもしれません。

それぞれの窓から見えていた/見えている風景は、すべて異なるものです。
けれど、誰かの語りを通して、記憶や視点を通して、あらためてそれらの窓を覗いてみると、そこには、わたしやあなたがいつか見た、いつか見てみたいと思っていた風景が広がっているかもしれません。
あのころとこれからが、あの場所とこの場所が、あなたとわたしが重なっていく交差点としての「とある窓」の物語を書いてみませんか。

こんな人を求めています

・人と関わること、話を聞くことが好きな人
・聞き書きの文章を書いてみたい人
・展覧会の搬入作業等をやってみたい人
・メールや各種SNSなどでスムーズに連絡が取れる人
・パソコン等でテキストが打てる人

スケジュール

2023年7月下旬:顔合わせ・ガイダンス
8月:リサーチ、インタビュー
9月:執筆、原稿確認、展示のための準備など
10月:Studio 04にて展示を行う

*内容は変更となる場合があります。
*細かいスケジュールはメンバーと話し合って決めます。

プロジェクトリーダー

瀬尾夏美(アーティスト/NOOK)
1988年東京都生まれ。アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より、映像作家の小森はるかとともに岩手県陸前高田市に拠点を移す。地元写真館に勤務しながら、同市を拠点に制作。2015年、仙台市で東北の記録・ドキュメンテーションを考えるためのコレクティブ「NOOK」を立ち上げる。現在は“語れなさ”をテーマに各地を旅し、物語を書いている。ダンサーや映像作家との共同制作や、記録や福祉に関わる公共施設やNPOなどとの協働による展覧会やワークショップの企画も行う。参加した主な展覧会に「ヨコハマトリエンナーレ2017」、「第12回恵比寿映像祭」など。最新の映画作品に「二重のまち/交代地のうたを編む」(小森はるか+瀬尾夏美)。著書に、『あわいゆくころ――陸前高田、震災後を生きる』(晶文社、2019年)、『二重のまち/交代地のうた』(書肆侃侃房、2021年)。

定員

5名程度
※申込者多数の場合は選考を行います。

参加費

プロジェクト参加費は無料です。
※活動内での交通費や昼食代等はご自身での負担となります。

開催場所・活動地域

【開催場所】
Studio 04(東京都江東区大島4-1 大島四丁目団地1号棟1階)
地図:https://goo.gl/maps/QSXAmd9Gh8Pbq44n7

【活動地域】
Studio 04(大島四丁目団地内)および近辺エリア

応募方法

こちらの申込フォームをご記入のうえ、お申込みください。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営及びご案内のみに使用いたします。

応募締切
2023年6月30日(金)

お問い合わせ

一般社団法人NOOK
E-mail:karoku.nook@gmail.com

開催場所

Studio 04(大島四丁目団地内)および近辺エリア

クレジット

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人NOOK