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アクセシビリティ講座2024
~あらゆる人が芸術文化をともに楽しむために~

ジャンル:
  • 講座・シンポジウム

~あらゆる人が芸術文化をともに楽しむために~

アクセシビリティの基礎知識や鑑賞サポートのさまざまな取組の紹介に加え、映画館や劇場・ホール、ミュージアム・アートスペースにおける鑑賞サポートの実践者と多様な鑑賞者を講師やゲストに迎え、具体的な工夫や実践手法について解説・紹介します。
鑑賞者一人ひとりの背景や特性を尊重し、多様な人々のニーズに応じた鑑賞サポートとアクセシビリティ提供の方法を学びます。

[こんな方にオススメ]

  • 芸術文化におけるアクセシビリティの基本的な考え方を身につけたい方
  • 各表現領域での具体的な鑑賞サポートの実践例を学びたい方
  • 施設の運営スタッフで、多様な来館者への配慮を目的に、自館のアクセシビリティ向上を考えている方
  • 誰もが芸術文化を楽しめる社会を創りたいと考えている方
  • 芸術文化活動の企画・運営に携わっており、アクセシビリティや鑑賞サポートの考え方を導入したい方
  • アーティストやパフォーマーとして、異なる背景を持つ鑑賞者との交流を広げたい方

実施日時

2024年5月~10月(手話通訳・文字支援付き)
[研修動画]
2024年5月31日(金)より公開
鑑賞サポート入門(1)基礎知識編
鑑賞サポート入門(2)視覚障害者編
鑑賞サポート入門(3)聴覚障害者編

※この研修動画の受講は、「東京芸術文化鑑賞サポート助成」の申請要件となっています。助成の申請は2024年5月31日から受け付けています。下記リンクより詳細をご覧のうえ、ぜひご活用ください。
詳細: 東京芸術文化鑑賞サポート助成 特設ウェブサイト https://act-kansho.support/

[オンライン講座(リアルタイム配信)]
◎各回:18:30〜20:00 講義及びゲストトーク・質疑応答(休憩含む)。

2024年6月27日(木)基礎知識:アクセシビリティを知る
2024年7月25日(木)鑑賞サポート:映画館・映像上映編
2024年8月22日(木)鑑賞サポート:舞台芸術編
2024年9月19日(木)鑑賞サポート:ミュージアム・アートスペース編
2024年10月3日(木)トークイベント:芸術文化のアクセシビリティの可能性

講座内容

    [研修動画]
    芸術文化におけるアクセシビリティの向上を目指した鑑賞サポートの入門講座です。 鑑賞サポートとは、公演や展覧会の鑑賞体験、イベントやプログラムの参加体験を豊かにするための環境整備のことで、誰もが芸術文化の鑑賞に参加しやすくする、作品等を鑑賞しやすくするためのサポートのことです。

    「鑑賞サポート入門」(1)基礎知識編
    鑑賞サポート推進の目的・意義、現場からの声「鑑賞サポートを推進する上で大切なこと」や鑑賞サポート導入事例を紹介します。

    「鑑賞サポート入門」(2)視覚障害者編
    視覚に障害のある方々のための鑑賞サポートの案内(予約から来場・鑑賞・終了まで)や、サポート・ツール等を紹介します。

    「鑑賞サポート入門」(3)聴覚障害者編
    聴覚に障害のある方々のための鑑賞サポートの案内(予約から来場・鑑賞・終了まで)や、サポート・ツール、手話等を紹介します。

    基礎知識:アクセシビリティを知る
    講師:鈴木智香子
    講師・ファシリテーター: 山田小百合
    さまざまな障害や特性のある多様な人たちの鑑賞体験を想像することは、芸術文化におけるアクセシビリティを考える上で欠かせません。「どうしてアクセシビリティが必要なのか?」、「合理的配慮とは?」といった基本的な問いに向き合いながら、あらゆる人々を迎え入れるための工夫や事例、さらに情報保障や広報の考え方について学びます。

    鑑賞サポート:映画館・映像上映編
    講師: 平塚千穂子、石田智哉
    ファシリテーター:山田小百合
    映画館や映像上映におけるアクセシビリティに焦点を当て、多様な人々の鑑賞体験、鑑賞サポートについて学ぶ講座です。映画館に必要な合理的配慮やバリアフリー、及び映像制作者がすぐに取り組める、情報保障や映像作品自体で工夫できるポイントについて考えます。日本初のユニバーサル映画館「CINEMA Chupki TABATA」の取組や、映画『へんしんっ!』の石田智哉監督から「しょうがい」のある鑑賞者の視点も共有いただきます。

    鑑賞サポート:舞台芸術編 
    講師: 木ノ下裕一、山崎有紀子、多田和代
    ファシリテーター: 山田小百合
    舞台芸術における多様な鑑賞者の楽しみ方や課題について、理解を深めます。劇場やホールが整備できるアクセシビリティや鑑賞サポート、及び広報・チケッティングといった情報の届け方にまつわる工夫等の紹介や、「木ノ下歌舞伎」が実践する鑑賞サポートの取組を参照しながら、鑑賞サポートに向き合う最初の一歩からのプロセスを共に考えてみましょう。

    鑑賞サポート: ミュージアム・アートスペース編
    講師: 原島恵、白鳥建二
    講師・ファシリテーター: 山田小百合
    今、ミュージアムやアートスペースでは「インクルーシブ」の理念が広がりつつあります。様々な背景を持つ鑑賞者の人々は、展示や展示環境をどのように味わい、どのような困難に出会っているのでしょうか。一方、会場を運営する側は、限りあるリソースを元に多様な人々を迎え入れるためにどのような知恵を活かしているのでしょうか。「ちひろ美術館」の取組や、全盲の美術鑑賞者である白鳥健二さんの活動や視点からさまざまな展示環境へ明日にも応用できるヒントを学びます。

    トークイベント:芸術文化のアクセシビリティの可能性
    ゲスト: 廣川麻子、石井健介、塩瀬隆之、梶奈生子
    ファシリテーター: 山田小百合
    ここまでの講座では映画館、舞台芸術、ミュージアムやアートスペースに焦点を当てながらアクセシビリティや鑑賞サポートについて考えてきました。このトークイベントでは実践者や鑑賞者であるさまざまなゲストを招き、芸術文化におけるアクセシビリティの本質や、あらゆる人々が等しく芸術文化に触れられるための実践や工夫、これからの展望について、話題提供と対談を行います。後半では受講者の方々からの質問にも答えながら、すぐにアクセシビリティや鑑賞サポートに取り組めるための視点や工夫を共有したいと思います。

ファシリテーター・講師・登壇者(敬称略)

【ファシリテーター・講師〔基礎知識〕〔ミュージアム・アートスペース編〕】

山田小百合[特定非営利活動法人Collable 代表理事]
1988年生まれ、大分県出身。日本女子大学家政学部家政経済学科卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。知的障害・自閉症の兄と弟がいる経験から、障害の有無をこえたインクルーシブな場のデザインとその学びに関心をもち、大学院に進学。在学時よりインクルーシブデザインワークショップや多様なこどもたちとのワークショップの実践研究に取り組む。大学院修士課程修了後の2013年、実践研究を延長させるかたちでNPO法人Collableを設立。障害に限らないあらゆる多様な人たちとの共創のための場づくりやプロジェクトに多数関わる。現在は企業や自治体、ミュージアムなどでインクルーシブデザインによる商品開発や環境設計、人材育成や学習プログラムなど、様々な領域のプロジェクトに関わり、その方法や考え方を届けている。

【講師】
〔基礎知識〕
撮影:高橋宗正
鈴木智香子[独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター研究員]
2009年武蔵野美術大学絵画科版画専攻卒業、2011年東京造形大学大学院美術研究領域版画コース修了。神奈川県立近代美術館でのインターン研修、目黒区美術館でのボランティア活動をきっかけに、美術館教育の道を歩み始める。神奈川県立近代美術館での勤務を経て 、2015年より東京藝術大学美術学部特任助手に着任、上野公園の9つの文化施設を連携するラーニングデザインプロジェクト「Museum Start あいうえの」にプログラムオフィサーとして携わる。2022年より現職。共著に「こどもと大人のためのミュージアム思考」(左右社、2022年)がある。

〔映画館・映像上映編〕

平塚千穂子[ユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」代表]
1972年生まれ、東京都出身。早稲田大教育学部卒。飲食店勤務などを経て、バリアフリー映画鑑賞推進団体「シティ・ライツ」を設立。以降、視覚障害者の映画鑑賞環境づくりに従事。2016年9月に日本初のユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」を東京都北区にオープン。第24回ヘレンケラー・サリバン賞、第36回山路ふみ子映画賞福祉賞を受賞。


石田智哉[映画監督、筋ジストロフィーによる電動車いすユーザー]
1997年生まれ、東京都出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業、同大学院修士課程修了。中学生の頃、自分に合った学習方法としてiPadを紹介され、そこでの短編映像の制作をきっかけに映像制作に興味を持つ。大学では、哲学、写真、映画、身体論などを学びながら、3年次より映像制作系のゼミに所属する。また、ボランティアサークル「バリアフリー映画上映会」実行委員を務め、上映会の企画・運営を行う。ドキュメンタリー映画「へんしんっ!」が初監督作品。

〔舞台芸術編〕
写真: Naoko Azuma
木ノ下裕一[木ノ下歌舞伎主宰]
1985年和歌山市生まれ。2006年、京都造形芸術大学在学中に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『三人吉三』『娘道成寺』『義経千本桜―渡海屋・大物浦―』など。
2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。第38回(令和元年度)京都府文化賞奨励賞受賞。令和2年度京都市芸術新人賞受賞。平成29年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。
渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。2024年からまつもと市民芸術館(長野)の芸術監督団長。


多田和代[東京芸術劇場]
昭和音楽大学アートマネジメントコース卒業後、イベントの企画・制作をするNPO法人の立ち上げに参画し、イベントの企画制作、アーティスト支援業務を担当。その後、大学の助手として後進の育成に携わったのち、2019年より東京芸術劇場にて勤務。2020年より社会共生担当として、鑑賞サポートを担当。その他、障害の有無にかかわらず参画できる社会共生事業の企画、制作に従事している。


山崎有紀子[観賞サポートアドバイザー|きこえない舞台ファン]
きこえない舞台ファンとして、ブログやSNSで鑑賞記録を発信。また、映画や演劇作品の字幕クオリティチェック(当事者モニター)にも10年近く携わり、字幕をブラッシュアップするためのフィードバックを提供している。その他にも聞こえない舞台ファンのグループを立ち上げ、鑑賞サポートを実施する劇団の情報交換や鑑賞サポート付き作品の楽しみを共有、鑑賞サポートの認知を広げ、文化芸術においてアクセシブルな楽しみを増やすために活動している。

〔ミュージアム・アートスペース編〕
撮影:五十嵐美弥
原島恵[公益財団法人いわさきちひろ記念事業団 ちひろ美術館・東京 安曇野ちひろ美術館 シニア・アソシエイト、主任学芸員]
1970年東京都生まれ。 筑波大学大学院博士課程芸術学研究科中退。芸術学修士。専門は近・現代の美術、現代の絵本とイラストレーション。多摩美術大学共通教育学科研究室助手を経て、2003年より現職。 没後10年「長新太の脳内地図」展(2015-2016年)、村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸―(2016年)、日本の絵本100年の歩み(2017年)、ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ(2019-2020年)などを企画・担当。

写真:鈴木竜一朗
白鳥建二[全盲の美術鑑賞者、写真家]
生まれつき強度の弱視で、12歳のころには光がわかる程度になり、20代半ばで全盲になる。そのころから人と会話しながら美術鑑賞をする独自の活動を始める。以来20年以上、年に何十回も日本各地の美術館を訪れている。水戸芸術館現代美術センターをはじめ、いくつもの場所で講演やワークショップのナビゲーターを務めている。好きなものは音楽とお酒。写真家としての主な出展として、2021年はじまりの美術館(福島県)「(た)よりあい、(た)よりあう。」、2022年アトリエみつしま企画展「まなざす身体」、2023年さいたま国際芸術祭2023(メインヴィジュアルも担当)など。

〔トークイベント〕

廣川麻子[NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク 理事長 東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野 ユーザーリサーチャー/特任研究員]
先天性ろう者、東京出身。和光大学在学中の1994年に(社福)トット基金日本ろう者劇団入団。2009年ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業第29期生として1年間、英国研修。2012年シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)設立。2015(平成27)年度(第66回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)ほか受賞。2018年より東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野ユーザーリサーチャー/特任研究員として芸術文化におけるアクセスを研究中。


石井健介[ブラインドコミュニケーター]
アパレルやインテリア業界を経てフリーランスの営業・PRとして活動。2016年、36歳の時に一夜にして視力を失う。 ダイアログ・イン・ザ・ダークでの勤務を経て独立。見える世界と見えない世界をポップに繋ぐためのワークショップや講演活動をしている。TBSラジオ制作Podcast「ミエナイわたしの、聞けば見えてくるラジオ」パーソナリティ。


塩瀬隆之[京都大学総合博物館 准教授]
京都大学工学部精密工学科卒業。京都大学大学院工学研究科修了。機械学習による熟練技能伝承システムに関する研究で博士(工学)。経済産業省産業技術政策課 課長補佐(技術戦略)を経て2014年7月より京都大学総合博物館准教授に復職。NHK Eテレ「カガクノミカタ」番組制作委員。日本科学未来館 “おや?”っこひろば総合監修者。平成29 年文部科学省 中央教育審議会委員(数理探究)、経済産業省産業構造審議会イノベーション小委員会委員・若手WG座長、文化庁文化審議会博物館部会委員、2025年大阪・関西万博政府日本館基本構想有識者ほか。平成29 年度文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門)ほか受賞多数。著書に『問いのデザイン』(学芸出版社、2020)、『未来を変える偉人の言葉』(新星出版、2021)、『インクルーシブデザイン』(学芸出版社、2014)ほか。


梶奈生子[東京文化会館 事業企画課長]
国立音楽大学声楽学科卒業。東京音楽大学研究科オペラコース修了。藤原歌劇団オペラ公演や新国立劇場との共催オペラ公演等の制作、江副育英会(現公益財団法人江副記念リクルート財団)新進アーティスト支援等を経て、東京文化会館50周年を機に現職に着任。東京文化会館の主催事業である創造発信や人材育成、教育普及、社会包摂の各事業展開に携わる。

申込方法・注意事項

講座ごとに下記のPeatixイベントページからお申込みください。
お申込みいただいた方へZoomウェビナーでの配信視聴URLをご案内します(お申込には事前にPeatixのアカウント登録が必要です)。
※アートノトLINE公式アカウントを友だち追加いただくと、講座情報等を定期的にお知らせいたします。

【申込先】
・2024年6月27日(木)基礎知識:アクセシビリティを知る
・2024年7月25日(木)鑑賞サポート:映画館・映像上映編
・2024年8月22日(木)鑑賞サポート:舞台芸術編
・2024年9月19日(木)鑑賞サポート:ミュージアム・アートスペース編
・2024年10月3日(木)トークイベント:芸術文化のアクセシビリティの可能性

【申込締切】
各講座実施日20:00まで

【受講料】
無料

【受講時の注意事項】
※Zoomウェビナー機能を使ったオンライン講座です。受講者ご自身が画面に表示されることはございません。また、オンライン上での受講者間のディスカッションやワークショップはございません。
※講座はすべて1回完結型。ご希望の回ごとにお申込みください。
※手話通訳、UDトークによる日本語字幕配信も予定しています。その他の情報保障が必要な方は各講座実施日の一週間前までにお知らせください。
※アートノト公式YouTubeチャンネルにて後日アーカイブ動画を公開します。

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TEL: 03-6256-9237(平日10:00~18:00)
E-mail: learning@artscouncil-tokyo.jp

開催場所

オンライン

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主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
運営
特定非営利活動法人Collable(コラブル)