アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 受付終了

キャパシティビルディング講座 2024
受講生募集

ジャンル:
  • 講座・シンポジウム

~創造し続けていくために。芸術文化創造活動のための道すじを“磨く”~


芸術文化と社会の関係性を広い視座でとらえ、受講生が取り組む課題解決や新たな価値創造、目標達成に必要な思考力やスキルを多面的に磨く連続講座です。
レクチャー、ワークショップ、ディスカッション、面談などを通じて、講師、ファシリテーター/アドバイザー、受講生が対話し、分野横断的なネットワーク構築を支援しながら、受講生自らの事業や企画の実現に向けた場を創出します。
私たちの社会は少子高齢化や格差、国際情勢の変化、気候変動などの課題に直面しています。さまざまな施策が進められるなか、芸術文化領域においても新しい制度への対応や活動基盤の見直し及び拡充に向けた取組が行われています。
このような創造環境の背景や課題を踏まえながら、次代の芸術文化創造活動の担い手の自発的な学びや思考、協働を促進するようにデザインしています。
※公募選考による受講生を対象とした対面の連続講座が基本ですが、一部の講座はオンラインで公開し、どなたでもご覧いただけます。


2024年度 受講生 全16名(50音順、敬称略)※募集は終了し、受講生が決定いたしました。(2024.8.13更新)

石塚 晴日(いしづか はるひ) 舞台芸術制作者、俳優
遠藤 ジョバンニ(えんどう じょばんに) ライター、合同会社きゅうり
川嶋 信子(かわしま のぶこ) 琵琶奏者、洗足学園音楽大学非常勤講師、琵琶ひとひら会代表、まなびわ信絃会主宰、日本琵琶楽協会会員
葛木 英(くずき あきら) 脚本家、演出家、俳優、ワークショップ講師
篠原 美奈(しのはら みな) アートマネージャー、「あちらこちら」主宰、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻博士後期過程2年
白井 莉奈子(しらい りなこ) 独立行政法人 国際交流基金、文化事業部 美術チーム 主事
新谷 昂大(しんたに たかひろ) 会社員、劇団ZERO-ICH(制作)
野村 善文(のむら よしふみ) 株式会社 PortPort 代表取締役
古澤 百花(ふるさわ ももか) 大学生
本多 麻衣(ほんだ まい) 豊島区役所 文化商工部 文化デザイン課 文化芸術推進員(会計年度任用職員)、フリーランス 番組制作補助業務
松田 愛子(まつだ あいこ) 多摩美術大学 社会連携部社会連携課(常勤嘱託職員)
松永 かおり(まつなが かおり) 東京都世田谷区立砧南中学校 校長、全国造形教育連盟委員長、東京都中学校美術教育研究会副会長、独立行政法人国立美術館の教育普及等に関する委員会委員
モスクワカヌ(もすくわかぬ) 劇作家、劇作家女子会。メンバー、劇団劇作家 所属
森 紀明(もり のりあき) 一般社団法人Cabinet of Curiosities 代表理事、作曲家
森田 諒一(もりた りょういち) 演劇チーム「あくびがうつる」メンバー
山本 タカ(やまもと たか) 劇団「くちびるの会」代表、劇作家、演出家、脚本家

応募説明会

講座概要や応募要件について紹介します。

日時
2024年6月20日(木)19:00~20:00 
実施方法
オンライン
申込方法
件名を「キャパシティビルディング講座2024応募説明会」とし、本文に「氏名(ふりがな)、現職・肩書、連絡先メールアドレス」をご記入の上、下記のE-mailアドレスまでお申込みください。 
E-mail: act-artsacademy@onpam.net
お申込
6月19日(水)15:00まで。お申込の方にメールにて応募説明会のご案内をお送りします。
※手話通訳をご希望の方は、6月13日(木)17:00までにお申込みください。

※提供いただいた個人情報は、本事業の運営及びお知らせのみに使用します。

募集人数・対象

募集人数
16名程度
対象
芸術文化領域(主に非営利の活動)において3年以上の活動経験のある芸術文化従事者(セルフマネジメントのアーティスト・表現者、制作者、プロデューサー、キュレーター、コーディネーター、アートマネージャー、芸術団体・アートNPOの職員、芸術文化支援団体のプログラム・オフィサー、行政・企業等の文化担当者、研究者等)。(分野不問)

【オンライン公開講座|第2、4、6回】
募集人数
定員なし
対象
芸術文化領域に携わる人(経験年数、分野不問)
※【オンライン公開講座】のみのお申込については、各回の1か月前を目途に順次開始いたします。
※アートノトLINE公式アカウントを友だち追加いただくと、講座情報等を定期的にお知らせいたします。

講座内容

小川智紀氏、若林朋子氏をファシリテーター/アドバイザーに迎え、講座内容に応じたゲスト講師を招き、以下のプログラムを構成します。

  1. 連続講座:全6回
  2. 中間ディスカッション:1回
  3. 課題解決/価値創造戦略レポートの最終発表会:1回
    講座を通して得た知見を踏まえて、受講生自らの活動の課題解決/価値創造に資する戦略レポート作成に約1カ月の期間に取組み、発表します。※
  4. 個別相談:1回
    レポート作成期間中に受講生の課題や問題意識に応じるファシリテーター/アドバイザーとの個別相談を2025年1月20日(月)に設けます。

※課題解決/価値創造戦略レポート等の成果物については再編集の上、プログラム報告書や、アートノト及びアーツカウンシル東京公式ウェブサイトで一般に公開します。


【第1回】
2024年8月1日(木)16:00〜21:00
共感を呼び、支援を引き出すためのヴィジョン・ミッション活用とファンドレイジングの手法を磨く
講師:広石拓司

[前半(約1時間)]
・プログラム・運営チーム紹介、自己紹介プレゼンテーション
・イントロダクション
[後半(約4時間)]
・ヴィジョン・ミッションを活動の力として活かすには何が大切か考える
・共感を活動力につなげるファンドレイジングの考え方、進め方を学ぶ

【第2回|一部オンライン公開あり】
2024年8月30日(金)18:30〜21:00
活動の意義を伝える評価軸を磨く
講師:源由理子

・評価の考え方、その方法論を学ぶ
・芸術文化事業の“社会的価値”を引き出す評価について考える
・評価軸を持つことで組織・活動強化につながる道筋を探る

【第3回】
2024年9月25日(水)18:30〜21:00
ロジックモデルを活用し改善・変革していく術を磨く
講師:源由理子

・参加型評価ワークショップ
・ロジックモデルを道具とし、活動を振り返り、取組の継続的改善や社会変革につながる評価的思考について学ぶ

【第4回|一部オンライン公開あり】
2024年10月23日(水)18:30〜21:00
実践者との対話を通じ活動の推進力を磨く~「表現未満、」という考え方を通して実現する対話と表現とまちづくり
講師:久保田翠

・活動を継続・展開するきっかけと問題・課題をプロジェクトとして実践する
・アートプロジェクトを社会化するための手法(芸術文化が生きること、事業に与えるインパクトとは。その可能性を考える)
・福祉をアート的な手法で実践する

【中間ディスカッション】
2024年11月22日(金)18:30〜21:00
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子

・これまでの講義をふまえ、自身の思考の整理、活動の周りのリソースの棚卸し、課題の抽出と解決の糸口をあらためて探る
・ディスカッション等を通して新しい気づき等を共有する

【第5回】
2024年12月13日(金)18:30〜21:00
「文化的な権利」を端緒に芸術文化と社会の相関を捉え直す技を磨く〜社会における「文化」「芸術」とは?
講師:中村美帆

・「文化権」と関連するその他概念(人権、自由権、社会権など)から、誰一人取り残さない/あらゆる人々にとっての芸術文化の意味や、「文化権」という切り口からみた「稼ぐ文化」を推進するだけでない公共文化政策について考察し、芸術文化の可能性について広く考え直す
・国連世界人権宣言はじめ、広く世界を視野に入れて、芸術文化の価値を説明する文化政策の理論的背景について思考を深める

【第6回|一部オンライン公開あり】
2025年1月7日(火)18:30〜21:00
芸術文化の価値を問い直す力を磨く
講師:是枝裕和

・社会にとってなぜ創造活動が必要か問い直す
・芸術文化を取り巻く環境を俯瞰し、活動の価値を客観的に捉え直す

【個別相談】
2025年1月20日(月)
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子

・受講生の創造活動やその環境にまつわる課題や問題意識に対する取り組み方について、ファシリテーター/アドバイザーとの面談を通して具体的な解決策や立案、そのための工程を探求する

【最終発表会】
2025年2月7日(金)17:00〜21:00
課題解決/価値創造戦略レポートの最終発表会
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子

・創造活動における課題解決の具体的な実装方法を提案、相互に思考を共有する

※プログラムは都合により変更になる場合がありますので予めご了承ください。

ファシリテーター/アドバイザー、講師プロフィール(敬称略)

【ファシリテーター/アドバイザー】

小川智紀(おがわ とものり)
認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士
1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2004年、STスポット横浜の地域連携事業立ち上げに参画。2014年より現職。現在、アートの現場と学校現場をつなぐ横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局、民間の芸術文化活動を支援するヨコハマアートサイト事務局を行政などと協働で担当。またNPO法人アートNPOリンク理事・事務局長として、厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業の連携事務局を担当。NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事。NPO法人子どもと文化全国フォーラム理事。「子ども白書」編集委員。愛知大学、学習院女子大学院非常勤講師。

 撮影:安田有里 ©Ko Na design
若林朋子(わかばやし ともこ)
プロジェクト・コーディネーター、立教大学大学院社会デザイン研究科 特任教授
デザイン会社勤務を経て、英国で文化政策とアートマネジメントを学ぶ。1999~2013年(公社)企業メセナ協議会勤務。プログラム・オフィサーとして企業が行う文化活動の推進と芸術支援の環境整備に従事(ネットTAMの企画・運営等)。2013年よりフリーランス。事業コーディネート、芸術環境の整備支援、調査研究、助成プログラムの設計、研修、自治体の文化政策やNPOの運営支援等に取り組む。2016年より立教大学大学院特任教員。社会デザインの領域で文化、アートの可能性を探る。

【講師】

広石拓司(ひろいし たくじ)
エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー
東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人ETIC.における社会起業家育成を経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。著作に「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ」など多数。慶應義塾大学総合政策学部、立教大学経営学部などの非常勤講師も務める。Podcast「empublicの一語一歩」も配信中。
https://empublic.jp


源由理子(みなもと ゆりこ)
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科 教授
国際協力機構(JICA)等を経て現職。専門は、評価論、社会開発論。改善・変革のための評価の活用をテーマとし、政策・事業の評価手法、自治体、NPO等の評価制度構築、関係者による参加型(協働型・協創型)評価に関する研究・実践を積む。近年は特に、社会福祉分野、文化芸術分野における関係者のエンパワメントや組織強化につながる評価のあり方に関心を持つ。主著に『プログラム評価ハンドブック~社会課題解決に向けた評価方法の基礎・応用』(共編著、晃洋書房、2020年)、『参加型評価~改善と変革のための評価の実践』(編著、晃洋書房、2016)など。


久保田翠(くぼた みどり)
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ理事長
東京藝術大学大学院美術研究科修了後、環境デザインの仕事に従事。重度知的障害のある長男の出産をきっかけに、2000年にクリエイティブサポートレッツ設立。2010年障害福祉サービス事業所アルス・ノヴァ開設。2016年『表現未満、』プロジェクトスタート。2018年たけし文化センター連尺町建設、2022年浜松ちまた公民館開所。2017年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2022年度静岡県文化奨励賞受賞。


中村美帆(なかむら みほ)
青山学院大学総合文化政策学部 准教授
東京大学法学部卒、同大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻(文化経営学)博士課程単位取得満期退学、博士(文学)。静岡文化芸術大学文化政策学部准教授を経て、2022年4月より現職。主著に『文化的に生きる権利-文化政策研究からみた憲法第二十五条の可能性』 (春風社、2021年)、『法から学ぶ文化政策』(共著、有斐閣、2021年)、『自治体文化行政レッスン55』(共著、美学出版、2022年)など。

 ©瀧本幹也
是枝裕和(これえだ ひろかず)
早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組を演出、2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。1995年、『幻の光』で映画監督デビュー。2018年、『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。2019年、カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え、全編フランスで撮影した日仏合作映画『真実(原題: La Vérité)』が第76回ヴェネチア国際映 画祭コンペティション部門のオープニング作品として正式出品。最新作の『怪物』(2023年)は、第76回カンヌ国際映画祭にて脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。

応募資格

本講座の趣旨を理解し、主に東京を活動拠点としている方で、次の全てに該当すること。

  1. 自らの活動の改善に向けて、課題解決策を立案し、具体的な取組を行う意思があること
  2. 芸術文化創造環境の発展に貢献する意欲があること
  3. 各講座及び最終発表会に出席し、講師及び他の受講生と積極的に交流や議論ができること ※1
  4. 課題解決/価値創造戦略レポートの作成と提出が可能なこと ※2
  5. 受講後も芸術文化の振興に資する活動に携わる意思があり、将来アーツカウンシル東京が行うアンケート調査等に協力できること
  6. 本事業の広報活動への協力が可能であること ※3

※1 本プログラムの受講が可能であることを前提とします。
※2 後日、編集作業を経て、報告書に掲載し公開します。
※3 受講生一覧や写真をアートノト公式ウェブサイト、プログラム報告書等に掲載いたします。

受講料・会場等

受講料
無料
会場
アーツカウンシル東京(東京都千代田区九段北4-1-28)

※受講生が作成したレポート等成果物の著作権は公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京に帰属します。レポート等成果物及び各回の講座の様子等は再編集を行い、ウェブサイト等で公開します。
※出席やレポート提出に対する報酬、交通費等の支給はありません。

応募書類・方法

所定の応募用紙(Word)に、以下の必要事項を記入してください。

・顔写真、氏名、年齢、現住所、Eメールアドレス、連絡先電話番号、現職・肩書、学歴、職歴、免許・資格等 ※1
・ショートレポート(800~1000字。字数厳守)
自らの活動について、客観的な視点を踏まえながら、以下の(1)~(7)を盛り込んで記述してください。
(1)活動概要、(2)マネジメント体制、(3)目的・目標、(4)現時点の成果(外的評価含む)、(5)現時点で感じている課題・問題意識、(6)課題解決/価値創造のために自らが考えている糸口、(7)本講座の受講動機 ※2

※1 提供いただいた個人情報については、公益財団法人東京都歴史文化財団のプライバシーポリシーに基づいて本選考に必要な範囲内でアーツカウンシル東京が利用することを予めご了承ください。
※2 受講生となった方のショートレポートは、受講の際に講座内で講師及び他の受講生と共有する機会がある旨を予めご了承ください。

◆応募用紙[Word

応募方法
learning@artscouncil-tokyo.jp宛てにE-mailで応募用紙をお送りください。

応募期間
2024年6月6日(木)~7月8日(月)17:00まで

選考について

アーツカウンシル東京が定める選考委員会による書類審査を行います。

選考結果は、採否にかかわらず2024年7月23日(火)頃までに、E-mailにて本人に通知します。なお、選考結果についての問合せには応じません。

※受講生となった方の個人情報については、公益財団法人東京都歴史文化財団のプライバシーポリシーに基づき、本事業の運営及びご案内のためにのみアーツカウンシル東京及び運営事務局が利用いたします。

これまでの様子

【2018年度~2023年度】
活動報告書・課題解決/価値創造戦略レポート集:https://artnoto.jp/publications/

【ダイジェスト動画】
・2018年度:[YouTube]
・2019年度:[YouTube]
・2020年度:[YouTube]
・2021年度:[YouTube]
・2022年度:[YouTube]
・2023年度:[YouTube]

【講座レポートブログ】
https://note.com/artnoto/m/m6b8d8c74fc4b

お問合せ


特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク
TEL:080-8395-6124(平日10:00~18:00)
E-mail:act-artsacademy@onpam.net
URL:www.onpam.net

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
活動支援部 相談・サポート課 講座事業係
TEL:03-6256-9237(平日10:00~18:00)
E-mail:learning@artscouncil-tokyo.jp
URL:https://artnoto.jp/

開催場所

アーツカウンシル東京、オンライン

チラシ

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
運営
特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)

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