アーツカウンシル東京では、舞踊芸術のクリエイティビティを促進するために、参加者が自身の活動を深く見つめ直し、より活発な取り組みを展開していくための場づくりをトライアル事業として実施します。
近年の舞踊芸術では、音楽・演劇・美術・映像などの分野と横断的に協働し、多様な切り口による創作が行われています。今回のプログラムでは、分野を問わず広く舞踊芸術に関わる人材を募ります。
本プログラムは、多様な分野から講師を招き、舞踊芸術に対する新たな視点を発見し、見識を広げる「座学」と、塚原悠也さん(アーティスト/contact Gonzo)、川口隆夫さん(ダンサー・パフォーマー)をメンターに迎え、受講者自身の持ち込む創作のアイデアを実験的に練り上げていく「ラボラトリー」の二つのプログラムを通じて、舞踊芸術の将来的な在り方を見据えた思考と実践を両輪で深めていくことを目指します。
当事業を活かし、自身の活動をより発展させていこうという意欲のある方からのご応募お待ちしています。
芸術諸分野から講師を招き、舞踊芸術に新しい視点をもたらすジャンルを横断した講義や、舞踊作品における独創的な試みの過去の事例紹介などを通じて、舞踊芸術の可能性を多角的に探ります。
募集人数
20名程度
対象
芸術分野を問わず、芸術文化に関わる活動歴を3年以上有している振付家、ダンサー、パフォーマー、演出家、俳優、美術家、音楽家、映像作家、ドラマトゥルク、制作者、プロデューサー、研究者、批評家、など。
日程
2021年12月~2022年1月(全7回、平日19:00~21:30、質疑応答の時間を含め2時間半を予定)
会場
アーツカウンシル東京(東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス8階)
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、オンライン配信に変更する場合があります。
※イベント開催時のチェックリスト・感染防止策チェックリスト(PDF)
別紙:開催日時一覧(PDF)
・ラボラトリーの参加者は、塚原悠也さん、川口隆夫さんのどちらかを自身のメンターとして選択し、2グループに分かれて実施します。
・参加者は各自の創作のアイデアを持ち込み、メンターによるファシリテートのもと試演とディスカッションを繰り返します。
・作品の完成形を求めるのではなく、自身の創作手法を問い直す機会とし、日々、アグレッシブな実験と発見にチャレンジするプロセスに重点を置いた取り組みです。
・クリエーションのコンセプトを深めると共に、どのようにアウトプットに結び付けていけるか、メンターや他の参加者と共に、客観性・批評性を伴った視点で探求していきます。
・最終日には舞踊関係者(劇場・財団等の舞踊担当者、制作者など)を対象に、ラボラトリーでの取り組みをショーイングする機会を設けます。
募集人数
6組(個人、または10名以下のグループ。)
対象
芸術分野を問わず、芸術文化に関わる公開活動の実績が3回以上ある振付家、ダンサー、パフォーマー、演出家、俳優、美術家、音楽家、映像作家、ドラマトゥルク、など。
日程
座学:2021年12月~2022年1月(Aコースと共通)
ラボラトリー:2022年1月~2月(全10日間、全日程参加必須)
会場
東京芸術劇場 リハーサルルーム(東京都豊島区西池袋1-8-1)
※イベント開催時のチェックリスト・感染防止策チェックリスト(PDF)
別紙:開催日時一覧(PDF)
「KYOTO EXPERIMENT」共同ディレクター。関西学院大学文学部美学専攻修士課程修了後、NPO法人ダンスボックスのボランティア、運営スタッフを経て、アーティストとして2006年パフォーマンス集団「contact Gonzo」の活動を開始。2020年演劇作品『プラータナー:憑依のポートレート』におけるセノグラフィと振付に対し「読売演劇大賞」スタッフ賞、2020年度「京都市芸術新人賞」を受賞。
1996年よりパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加。2000年よりソロ活動を開始し、演劇・ダンス・映像・美術をまたいでパフォーマンスの幅広い可能性を追求する。2008年より私的パフォーマンスシリーズ『a perfect life』を展開し、2013年に第5回「恵比寿映像祭」に参加。近年は舞踏に関するパフォーマンス作品、2012年『ザ・シック・ダンサー』(田辺知美と共に)、2013年『大野一雄について』を発表。後者はニューヨークの「ベッシー賞」にノミネートされ、2018年にはパリ市立劇場でも上演された。
【クリエーションのためのリハーサル室の提供】
参加者自身の創作のアイデアをラボラトリーに持ち込むために、各組で行うクリエーションの場所として、上記ラボラトリー実施日、2月7日(月)から12日(土)まで、及び2月15日(火)から21日(月)までの期間、東京芸術劇場のリハーサルルームを無料で提供します。限られた期間ではありますが、毎日朝から晩まで集中して創作に取り組める環境を整えていきたいと思いますので、稽古場を自由に使えるこの機会を、フル活用していただければと思います。
東京芸術劇場リハーサルルーム使用申込書(Excel)に希望日時を記入し申し込んでください。
※各参加団体の希望を調整して決定しますので、希望に沿えない場合があります。
※各リハーサルルームの広さ等については以下URLを参照してください。
https://www.geigeki.jp/rent/others/rehearsal_room.html
受講料
無料
その他
本事業への参加およびクリエーションに対する謝金、クリエーションに関わる経費、交通費等の支給はありません。
※座学・ラボラトリーの内容は変更になる場合があります。
下記の全てに該当すること。
応募書類
各コースの応募用紙に必要事項を記入してください。
Aコース:座学【応募用紙(Word)】
Bコース:座学&ラボラトリー【応募用紙(Word)】
※Bコースの選考結果が選外になった場合でも、[Aコース:座学]のみの参加を希望する場合は、[Aコース:座学]の応募も別途行ってください。(重複応募可能)
※応募の際に受領した個人情報については、公益財団法人東京都歴史文化財団のプライバシーポリシーに基づいて本選考及び本事業の実施に必要な範囲内でアーツカウンシル東京が利用することを予めご了承ください。
※本応募用紙の記載内容は、座学講師及びメンター等と共有する場合がある旨を予めご了承ください(本事業の参加者となられた方の資料に限ります)。
応募方法
Eメールの件名を「応募:未来の踊りのためのプログラム」とし、下記宛に送信してください。
mirainoodori@alfalfalfa.net
募集期間
2021年9月1日(水)~10月1日(金)17:00まで
選考のプロセス及び方法
アーツカウンシル東京が定める選考委員会による書類審査
選考結果の通知・発表
選考結果は、採否にかかわらず2021年10月14日(木)頃までに、Eメールにて申込代表者本人に通知します。なお、選考結果については電話等による問合せには応じません。また、アーツカウンシル東京の事業紹介ページにて参加者の一覧を掲載することを予めご了承ください。
未来の踊りのためのプログラム事務局(特定非営利活動法人アルファルファ)
電話:080-4670-4520(平日10:00~18:00)
Eメール:mirainoodori@alfalfalfa.net
全12組15名(50音順、敬称略)
グループI メンター:塚原悠也(アーティスト/contact Gonzoメンバー)参加者 6組9名
■大塚陽(おおつか あきら) パフォーマー
■大森瑶子(おおもり ようこ) ダンサー/振付家
■敷地理(しきち おさむ) 振付家/演出家/ダンサー
大迫健司(おおさこ けんじ) ダンサー/俳優
境佑梨(さかい ゆり) ダンサー
■花形槙(はながた しん) 多摩美術大学 美術研究科博士前期過程 デザイン専攻情報デザイン研究領域在学中
■松本奈々子(まつもと ななこ) パフォーマー/「チーム・チープロ」共同主宰
西本健吾(にしもと けんご) ドラマトゥルク/「チーム・チープロ」共同主宰
■吉田拓(よしだ たく) 振付家/ダンサー
グループII メンター:川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)参加者 6組6名
■青柳潤(あおやぎ じゅん) ダンサー
■石田ミヲ(いしだ みを) 役者/ダンサー
■乙坂麻衣(おとさか まい) ダンサー
■津田犬太郎(つだ いぬたろう) パフォーマー
■中屋敷南(なかやしき みなみ) 振付家/ダンサー
■渡邊拓也(わたなべ たくや) アーティスト/映像作家
2021年12月~2022年2月
【募集期間】
2021年9月1日(水)~10月1日(金)17:00
2021年度 トライアル事業 未来の踊りのためのプログラム|FY2021 Trial Project - Program for Dance of the Future