アーツカウンシル東京の事業

佐原詩音 作曲個展vol.3 おはなしとおんがく

  • 団体名 : 佐原 詩音
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 音楽

事業概要

今回の作曲個展vol.3「おはなしとおんがく」は、将来的に脚本・作曲を計画しているオペラの布石にしたいと考えた。世の中には抽象的な現代音楽もたくさんあるが、私は本事業では、多くの人に伝わりやすい作品の提示を目標とした。そのために、言葉のテーマやストーリーを取り入れ、社会と切り離さない、様々な人々が大きく共感できる、または自ら思考するきっかけとなる現代音楽作品を描いた。

出演者
ソプラノ:工藤 あかね
ピアノ:正住 真智子
箏:山水 美樹
コントラバス:佐藤 洋嗣
打楽器:會田 瑞樹

スタッフ
井上 一太郎、木下 正道、中村 匡寿、藤重 奈那子

プログラム(8作品)
・奏楽~谷川 俊太郎の詩による~(2018){13分}箏
・3つの小さな物語{4×3=12分}ソプラノ&ピアノ *新曲初演
(※イソップ物語を題材に哲学・社会問題を扱う。)
・Fe(2019/改訂版初演){16分}ヴィブラフォン&コントラバス
・万華鏡しゃぼん(2016){12分}箏&ピアノ
・永遠~アルチュール・ランボーの詩による~(2018/改訂版初演){3分}ソプラノ&ピアノ
・音楽絵本『ヨビボエン、インドネシアへいく(絵:きむらめぐみ)』{15分}ナレーション&箏&グンデル&ピアノ *新曲初演
(※インドネシアにおける歴史や「多様性の中の統一」の概念を扱う。)
・ペトルンカムイ(2018){7分}ヴィブラフォン
・モノオペラ『シュレーディンガーの猫たち』{17分}ソプラノ&箏&打楽器&コントラバス&ピアノ *新曲初演 (※量子物理学と哲学の視点から、生きることを考える。)

プロフィール

【佐原 詩音】
関西学院大学社会学部社会福祉学科卒業後、商社や災害復興制度研究所勤務を経て、27歳のとき、東京藝術大学音楽学部作曲科に再進学。作曲を澤内 崇、石原 真、夏田昌 和、安良岡 章夫、福士 則夫、鈴木 純明に師事。近年の作風は調性から無調の往来が縦横無尽であり、それぞれの曲名に添った世界観を追求するなか、色彩豊かでいて激しく、力強いものが多い。これまでに作曲個展をvol.3まで開催。2018年、2020年はリトアニアにて、『玉蟲の翅、その結び』『The Snow』『Chiune』が初演された。ピアノ・ソルフェージュ教室、作曲理論の指導や楽譜制作、楽曲分析などの執筆も行っている。理数系塾講師。日本芸術専門学校ピアノ講師。

お問い合わせ

佐原 詩音
siyyon7@yahoo.co.jp

実施場所

杉並公会堂小ホール

※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。