アーツカウンシル東京の事業

サマー

  • 団体名 : 玉田企画
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 演劇

事業概要

SNS上だけでつながる友人を持つ男(前原瑞樹)、また、その男の家族(森本華)や周辺の人物たち(山科圭太、神谷圭介ほか)による、複数のコミュニティを群像劇として構成し、SNS上だけでつながる人間関係、または実際の人間関係に対する右往左往を描く、「他者への想像力」についての作品。コロナ禍のため映像配信(撮影監督:倉本光佑、映像編集:冨永圭祐)も公演終了後直ちに実施した。

脚本・演出:玉田真也
出演:浅野千鶴(味わい堂々)、神谷圭介(テニスコート)、今野誠二郎、玉田真也、深澤しほ(ヌトミック)、堀夏子(青年団)、前原瑞樹(青年団)、森本華(ロロ)、山科圭太

プロフィール

【玉田企画】
主な芸術活動歴:年に約2回のペースで主宰・玉田真也の作・演出による公演を上演。また、映画の分野では、映画「あの日々の話」(監督・脚本)のほかに、「僕の好きな女の子」(又吉直樹原作)を監督。

創作上の特色:
玉田企画では、日本人独特のコミュニケーションである、空気による支配・被支配のコミュニケーションを再現することを作品づくりの核としている。人は集団の中で、その場で一番強い立場のものに目配せし、自分と同等もしくは弱い立場のものに対しては優位に立とうと策を巡らせる。これは明快な声明によって行われるのではない。強いものの意向を、情報が不明瞭な中でも相手の心中を勝手に推し量り便宜を図ろうとする。これは忖度と呼ばれる。政治のシーンのみならず、私たちの小さなコミュニティでもこのような空気による支配・被支配は起こる。「空気支配」によるコミュニケーションを演劇で再現し、私たち日本人がどのような原理で意思決定し行動しているのかを、俯瞰し自覚することを目指している。

代表作:「今が、オールタイムベスト」「あの日々の話」「かえるバード」

お問い合わせ

玉田企画
tamada.kikaku@gmail.com

実施場所

小劇場B1(東京都世田谷区)
Streaming+(オンライン)

※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。