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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2013/07/05

熊谷POレポート アートプロジェクト考察日記(その3)

「私を委ねる場所はどこ?」

アートプロジェクトの魅力のひとつは、様々な人が参加し企画運営をしていることです。中でも頼りになるのがボランティアスタッフのみなさん。彼らが生き生きしている現場ほど、楽しく、わくわくする「何か」が起こる予感がするところはありません。

私が担当している現場の中で、ボランティアスタッフの活発さが目立つものにTERATOTERAがあります。こちらでは「テラッコ」と呼ばれるボランティアスタッフが中心に運営を進めているのですが、実に多様な立場の人が参加しています。月一回行われている「テラッコ屋」という会議では、今年度の企画について作戦を練ったり、若手アーティストをゲストにお話を聴いたり、さらにはテラッコによるおすすめアーティストのプレゼンまであり、実に盛りだくさん。

そんなTERATOTERAの今年度第一弾イベントが6月29日(土)に開催されました。
題して「TERATOTERA途中下車の旅15@三鷹 私を委ねる場所」 中央線の様々な駅で、途中下車の旅と見立て企画を実施してきたシリーズの一つとして、今回はトークイベントが行われました。ゲストに藤浩志さん(十和田市現代美術館副館長、美術家)松本哉さん(古物商)、手塚一郎さん(ビデオ・インフォメーション・センター代表)をお迎えし、今年度のTERATOTERAのテーマでもある「commit」(ゆだねる、繋がりをもつ)についてお話しいただきました。このイベントの司会を務めたのも、もちろんテラッコ。ゆるやかにトークが進みました。まずはそれぞれのゲストの活動の紹介があり、その後座談会へと移りました。

藤浩志さんからは活動をするには「誰と」するかがとても大事であり、活動を「アートプロジェクト」化することによって、様々な人と関係性を結ぶことができるのかもしれない、とのお話しがありました。手塚一郎さんからは、いい意味で「軽く」活動をすることで人と関わり、面白いことが出来るのではないかとのこと。松本哉さんはリサイクルショップを経営することで、商品を介して人と関わらざるを得ないことが面白く、「ばかだなあ」ということをやっている人と共に活動し、どんどん海外の人たちとも交流していきたいとのことでした。

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ハモニカ横丁ミタカでのトーク風景

ゲストはそれぞれお互いの活動に興味津々、という感じでしたが、共通しているのは地域と関わりながら、人と関わり、適正規模で活動していること。そして、それを変化させながら巧みに展開していくことです。活動を広げるには、仲間を見つけ、仲間を作っていくということが肝心要なのでしょう。

TERATOTERAでは、テラッコという仲間を育て増やしながら、活動を進めています。そんなアートプロジェクトの今年度初のイベントとして、ふさわしいトークとなったのではないでしょうか。TERATOTERAにぜひ色々な人に関わってほしいと願っています。

さて、TERATOTERAでは今年度も様々なプロジェクトを実施しますが、目玉の一つが西荻窪での若手アーティスト向けの公募展『TERATOTERA祭り@西荻窪 TEMPO de ART 2013』です。ただ今絶賛募集中。テラッコによる全面サポートが受けられるので、町中でプロジェクトを実施したいけれど、どうしたらいいかわからない、というような方が活動を始めるにはうってつけかと思います。新しい仲間とともに作品を作る絶好の機会です。締切は7月13日(土)なので、ふるってご応募ください。

東京アートポイント計画 プログラムオフィサー 熊谷薫

【公募情報詳細に関しては公式サイトへ】
TERATOTERA祭り@西荻窪 TEMPO de ART 2013公募情報

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