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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2017/11/17

伝えやすさ/伝えにくさ ―Artpoint Letterより

東京アートポイント計画では、毎月1回メールニュース「Artpoint Letter」を配信しています。
先月号に掲載されたプログラムオフィサーの「Letter」より、中田一会のコラムをご紹介します。


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来年度10年目を迎える東京アートポイント計画事業。10年間を振返り、成果と課題をまとめる通称「10年本」の要素を検討しているところ。大量の資料と記憶に向き合いながら、言葉を整理していく過程には発見も多い。

こんにちは。東京アートポイント計画でコミュニケーション・デザインを担当している中田です。

突然ですが、「広報的に伝えやすい物事の条件」って何だと思いますか?

ぱっと思いつくのは、「目的がわかりやすい」「起承転結がはっきりしている」「要素がシンプル」「多くの人に(前提や存在が)知られている」「絵になりやすい」「ターゲットが明確」などでしょうか。

そう考えると、多くのアートプロジェクトは「伝えやすい物事」の真逆にあるのかもしれません。東京アートポイント計画も、「イベント」をやっているように見えて、そこに至るまでの地道な「プロセス」を大切にしています。「アーティスト」が主役のように見えて、「まちなかの人たち」が偶然性を持ち込むところが面白いのです。人をたくさん「集める」ことより、社会や地域のテーマに「深く入る」ことが重要です。

それらは確かに「良さ」なのですが、やっぱり伝えにくい…。いったいどうしたら!

悩みながらチームで戦略発信に取り組み、2年ちょっとが経ちました。メールニュースもその一環。10月号からプチリニューアルしてお届けしています。

伝えやすい物事は、良くも悪くもあっという間にシェアされ、伝播するもの。この頃は特に、心ざわつくニュースが飛び交い、強くて速いもので世界がすべて埋まってしまうのではないかと不安になるほどです。

でも、そうではない時間、空間、思考、関係性が生まれる隙が、日常の中にはまだまだあって、それは人の力で創造できるはず。そんなことを、アートプロジェクトは教えてくれると信じています。だから、今日もまた苦しみつつ「伝える」に取り組んでいます。

どうか届きますように!

*追伸:TARL「思考と技術と対話の学校」で、伝える技術を学ぶ講座を企画しました。11月21日開催です。ぜひぜひお越しください。

【申込受付中】技術を深める(第2回)アートプロジェクトを伝えるための技術
~地域と芸術をつなぐ、広報、PR、コミュニケーション・デザインとは?~

日時: 2017年11月21日(火)19:00~21:30(18:45開場)
会場:3331 Arts Chiyoda ROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 3F)
ゲスト:福田敏也さん (博報堂-Chief Creative X Technology Officer/大阪芸術大学デザイン学科教授/777 Creative Strategies代表取締役/FabCafe LLP. Founder & Creative Director)
詳細・お申込み:http://tarl.jp/school/2017/gijutsu02/


プログラムオフィサーによるコラムは、東京アートポイント計画が毎月20日前後に配信する月刊メールニュース「Artpoint Letter」でご覧いただけます。
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