アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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展覧会「家族が聞く―東京の戦争のはなし」

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もっとも身近な家族の存在。自分が生まれる前の時代や出来事について、語られたことや聞けたことがある一方で、近しい間柄だからこそ話せなかったことや、知りたくても聞けなかったことがあるかもしれません。本展は、ある戦争体験者を含む家族をひとつの例として、家庭内で行われてきた継承についてともに考える展示と対話の場です。

先の戦争が終わってから今年で74年が経ち、戦争を体験した人々が少なくなっていくことは、体験者の声を介して、世代を超えた語り継ぎの機会がなくなっていくことでもあります。私たちには、もっとも身近な語り継ぎの場として、家庭という場所がありました。
東京大空襲を経験した東京というまち。そこにある無数の家庭の中で、「戦争体験」はどのように語られ、聞かれてきたのでしょう。また、何が語られず、聞きこぼされてきたのでしょう。

本展は、戦争体験者の子や孫と企画者が「いまあらためて何を聞きたいか」を話し合い、体験者本人へのインタビューを行うことで、新たな語りの生成の実践と、家族内継承という営み自体の検証を行い、これからの時代の“継承”について鑑賞者とともに思考を深めるものです。

※本活動はTokyo Art Research Lab 研究・開発「リサーチ・アセンブル1:厄災と向き合う「術」としてのアート」の一環として実施します。
※プログラム内容は変更になる可能性があります。

参加費

無料(予約不要)

関連イベント

ギャラリーツアー
本展企画メンバーが解説を行うツアーです。
日時:2019年9月21日(土)14:00~15:00
ナビゲーター:柳河加奈子(かたつむり)、磯崎未菜(NOOK)
定員:15名(予約不要)

公開会議「これからの継承を考える」
本展の企画テーマとなった出来事の「継承」について、かたつむりとNOOKのメンバーが集い、企画の実践を通して考えたことから、今後の活動について会議します。
日時:2019年9月21日(土)15:00~18:00
定員:15名(予約不要/出入り自由)

てつがくカフェ
「家族に聞けること、聞けないことってなんだろう?」をテーマに、対話を通してそれぞれの考えを深めます。
日時:2019年9月22日(日)15:00~17:00
ファシリテーター:八木まどか(かたつむり)
定員:15名(予約不要)

企画者プロフィール

かたつむり
2018年度にNOOKがナビゲーターを務めたTokyo Art Research Lab 思考と技術と対話の学校 東京プロジェクトスタディ4「部屋しかないところからラボを建てる:知らないだれかの話を聞きに行く、チームで思考する」参加メンバーの集まり。職業も関心もばらばらで、長い時間の雑談が得意。人の話を聞く「耳」の蝸牛のかたちがかたつむりに似ていること、活動として「かた」る、「つ」どう、「む」かう、「リ」サーチすることから名付けられた。

一般社団法人NOOK
2015年仙台市を拠点に設立された、土地と協働しながら記録をつくる組織。メンバーはアーティスト、研究者、プロデュー サーなどで、さまざまなメディアを活用しながら、調査・記録・制作を行い、社会の中で「ドキュメンテーション」を実践している。本企画にはメンバーの中から瀬尾夏美、小森はるか、磯崎未菜が携わっている。

お問い合わせ

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
事業推進室 事業調整課 事業調整係 TARL事務局
TEL:03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:tarl@artscouncil-tokyo.jp

面接場所

アーツカウンシル東京ROOM302
(東京都千代田区外神田6-11-14-302[3331 Arts Chiyoda 3F])

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
企画運営
かたつむり+一般社団法人NOOK