ニューヨーク近代美術館など現在の世界中のアート教育プログラムの基盤となっている「対話型鑑賞 Visual Thinking Strategies(VTS)」をヒントに、音楽初心者の鑑賞を豊かにするための対話方法を学びます。
鑑賞者がクラシック音楽の楽しみや豊かさを感じられるようになるためのコミュニケーション術を会得しましょう。
近年、障害者芸術に関する法整備が進むなど、アートが持つ包摂性に着目した活動への関心や需要が高まっています。
東京文化会館では、より質の高い社会包摂的なアート活動を展開できる人材を育成するため、プロの音楽家を対象にした実践的で理論的なトレーニングを行います。
午前
対話型美術鑑賞を体験する
対話型鑑賞とは何か
なぜ対話型鑑賞なのか
国内での対話型音楽鑑賞の取り組み紹介
午後
対話型音楽鑑賞を体験する
鑑賞を深める問いかけと自主性を高めるパラフレーズ
ファシリテーターに挑戦してみよう ※事前課題あり
ふりかえり、質疑応答
※同一プログラムを2日間実施いたします。いずれか1日をお選びください。
※大幅な遅刻、午後だけのご参加はご遠慮ください。
※事前課題は受付完了後にお知らせいたします。
三ツ木紀英(アート・プランナー、NPO法人芸術資源開発機構代表理事)
アート・エデュケーター、アート・プランナー。英国留学後、フリーや NPO の立場で美術施設だけでなく、街や保育園、児童館、学校、高齢者施設等で展覧会やワークショップを企画制作してきた。近年は対話型鑑賞ファシリテーターを育成することで、社会に埋もれているアートの種を掘り起こし中。共著『これからのアートマネージメント―ソーシャル・シェアへの道』(2011)、『現在アートの見方―見ることが武器になる』(2014)など。平成 24 年より現在まで東京都美術館 とびらープロジェクト鑑賞実践講座講師。平成 27~28 年にはサントリーホールと港区による小学校アウトリーチ事業「Enjoy×Music プロジェクト!」の企画協力、佐倉市立美術館「ミテ・ハナソウ」プロジェクトなど多くの美術館やホールからの依頼で研修や講演を実施している。
森文子(公益財団法人川崎市文化財団 ミューザ川崎シンフォニーホール)
ミューザ川崎シンフォニーホールにてコンサートの企画制作を担当。教育プログラムでは対話型鑑賞を中心に、ファシリテーターとして活動している。
オーケストラ楽団員、プロの音楽家、ワークショップ・リーダー、音楽ファシリテーターなどすでにプロフェッショナルとして活動の場を持っている方。
各日15名程度(事前申込制、先着順)
1,100円(当日支払い)
専用申込フォームよりお申込みください。
受付期間
2021年7月5日(月)~8月13日(金)
※先着順。定員になり次第、受付終了。
【注意事項】
※記録のための撮影および録画を行います。撮影した写真・動画は東京文化会館の報告書や広報物、SNS等で使用されます。予めご了承ください。
※やむを得ない事情により、内容が変更になる場合がございますので予めご了承ください。
手荷物検査について
セキュリティ対策のため、当日ご入場の際に手荷物検査を行います。時間に余裕をもってお越しください。
東京文化会館 事業係
TEL:03-3828-2111(代表)
2021年8月18日(水)10:00~16:00(受付9:45開始)
2021年8月19日(木)10:00~16:00(受付9:45開始)