アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

もやもやフィールドワーク 分析編 第3回

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • 講座・シンポジウム

もやもやフィールドワークは、東京都および近郊エリアの、医療・福祉施設、当事者団体、ケアに関わる団体等を訪問し、活動の参与観察や関係者への聞き取りを行う「調査編」と、その調査で得られた見解や視点を参加者と共有し、ともに話し合い考える「報告と対話編」、研究者をゲストに招き、理論的・方法論的な視座から考察を深める「分析編」からなる研究プロジェクトです。
調査・報告・対話・分析のサイクルを通じ、さまざまな場を捉え直すことを試みています。

「分析編」では、毎回、既存の言説や状況を問い直す「迂回路」的な視点を持つ研究者をゲストコメンテーターにお招きし、研究員の発表とそれに対するコメント、参加者全員によるディスカッションを通じて、「もやもやフィールドワーク」で得た実践知をつなぎ、深化させることを目指します。

今回は、文化人類学者の小川さやかさんをお招きして、タンザニアの古着商人が仲間同士騙し合い、助け合いながら商売を成り立たせる〈狡知〉の視点から、生き抜くための「迂回路」のありようについて考えます。
開催にあたり、一緒にテーブルをかこみ、積極的に議論に参加いただける方を募集します。

当日のタイムスケジュール

(約150分)
・事務局よりプログラム説明 5分
・ゲストの自己紹介 20分
・diver-sionメンバーによるプレゼンテーション 約30~40分
・ゲストによるコメント 20分
(休憩 10分)
・参加者を交えたディスカッション 約60~70分
※当日、時間配分は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ゲストコメンテーター

小川さやか(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授・文化人類学)
2007年に京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科を単位取得退学後、学術振興会特別研究員(PD)、国立民族学博物館研究戦略センター・機関研究員、同博物館・助教を経て、2013年より立命館大学先端総合学術研究科・准教授。専門は文化人類学、アフリカ研究。博士(地域研究:京都大学)。タンザニアの零細商人マチンガの商慣行と都市的な共同性を狡知(ウジャンジャ)を切り口に論じた『都市を生きぬくための狡知』で、第33回サントリー学芸賞(社会風俗部門)。光文社の『小説宝石』誌上で「Living for Todayの人類学」を連載中。現在は、アフリカ諸国と中国との模造品・コピー商品の交易やコピー商品の消費文化について研究している。

定員

10名程度(申込先着順)

参加費

無料

申込方法

ウェブフォームまたは電話にて下記お申し込み先までお申し込みください。
※お預かりした個人情報は、本イベントの受付事務及び主催者からのご案内のみに使用し、厳重に管理します。

お申し込み先:
ウェブフォーム
特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
TEL:070-6437-3599

お問い合わせ

特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
TEL:070-6437-3599
E-mail:info@diver-sion.org

開催場所

アーツカウンシル東京ROOM302
(〒101-0021東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 3F)

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所