アーツカウンシル東京の事業

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手話能-インクルーシブな新しい能楽のクリエイション

「芸術文化による社会支援助成」活動報告会 第3回

アーツカウンシル東京では、障害者をはじめ、高齢者や子供、外国人といった、さまざまな人々と芸術文化をつなぐ活動や芸術文化を通じて社会課題に向き合う活動を支援する「芸術文化による社会支援助成」を、平成27(2015)年度に開始いたしました。さまざまな社会環境にある人が共に参加し、個性を尊重し合いながら創造性を発揮することのできる芸術活動や、芸術文化の特性を活かし社会や都市の様々な課題に取り組む活動、社会における芸術文化の新たな意義を提起し、あらゆる人に開かれた芸術のあり方を推進する先駆的な活動を支援してきました。

この度、「芸術文化による社会支援助成」活動報告会の第3回では、能楽シテ方喜多流を守り伝えながら、“手話能”という新しい能楽のクリエイションにも取り組んでいる公益財団法人十四世六平太記念財団にご登壇いただきます。前半では、鑑賞サポートとしての同時手話通訳や体感音響システムの導入から開始した「“手話”で楽しむ能狂言鑑賞会」が、舞台上の手話演技のみで上演する“手話能”を生み出すに至るまでの、回を重ねる中での発見や挑戦について、企画制作と、演者の両方の視点からご紹介いただきます。後半のラウンドテーブルでは、参加者の皆さんも交えて、意見交換や課題を共有し、団体・個人間のネットワークの構築を目指します。

※本報告会は主催者の広報及び記録目的に写真・音声・動画の収録を行います。記録映像のアーカイブ公開はありません。
※本報告会後レポート記事等をアーツカウンシル東京のウェブサイト等で公開します。
※手話通訳・UDトークによる情報保障があります。

登壇団体
公益財団法人十四世六平太記念財団(登壇者:清水言一、大島輝久、三宅近成)

ファシリテーター
小川智紀

グラフィックファシリテーター
清水淳子

手話通訳
加藤裕子、瀬戸口裕子

全体司会進行
碓井千鶴(企画部助成課 シニア・プログラムオフィサー)

プログラム内容(予定)

18:15 開場
18:30
 【第1部】
 ・イントロダクション
 ・団体による活動報告
 【第2部】
 ・ラウンドテーブル
21:00 終了

助成対象活動の概要

公益財団法人十四世六平太記念財団

登壇団体・登壇者プロフィール


公益財団法人十四世六平太記念財団
約450年の歴史をもつ能楽シテ方5流のひとつ喜多流の本拠地、喜多能楽堂の管理運営を続けながら喜多流の定期公演をはじめ初心者や子供たち、外国人や障害のある方たちに向けた能楽の普及活動を広く展開している。また2019年には地元自治体の品川区と事業連携協定を締結し地域における文化振興拠点としての役割を担っている。
http://kita-noh.com/


清水言一(しみず・げんいち)
喜多能楽堂館長。2013年の着任を機に財団が主催事業の実施に着手。能楽の普及事業の企画制作にあたるとともに、地元自治体や地域団体との連携、ファンドレイジング等、対外的な活動を担当、推進している。


大島輝久(おおしま・てるひさ)
能楽シテ方喜多流能楽師。1976年広島県福山市生。3歳で仕舞「猩々」にて初舞台。その後「猩々乱」「道成寺」「石橋」「翁」「望月」などの大曲を披く。アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国など海外公演にも多数参加。近年では能を全編英語で演じる英語能。能の台詞を手話で表現する手話能。最先端の映像技術を使用したVR能・3D能といった画期的な公演への出演、及び企画制作を担当するなど、能の新たな可能性を探る活動も積極的に行っている。


三宅近成(みやけ・ちかなり)
能楽狂言方和泉流能楽師。1985年生。父、三宅右近に師事。祖父は人間国宝・故九世三宅藤九郎。3歳で初舞台「柑子俵」に出演。2004年「三番叟」、2007年「釣狐」、2012年「金岡」、2015年「花子」を披く。長年にわたり日本ろう者劇団に手話狂言の指導にあたっている。

ファシリテーター

小川智紀(おがわ・とものり)
NPO法人STスポット横浜 理事長。1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2014年より現職。教育・福祉・地域とアートの現場をつなぐ事業を担当。アート分野の中間支援組織に関わるなど、非営利セクターの活性化に注力している。

グラフィックファシリテーター

清水淳子(しみず・じゅんこ)
2009年 多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、2013年 Tokyo Graphic Recorderとして議論を可視化するグラフィックレコーディングの活動と研究を開始。同年、UXデザイナーとしてYahoo! JAPAN入社。2019年、東京藝術大学デザイン科情報設計室にて修士課程修了。現在、多摩美術大学情報デザイン学科専任講師。視覚言語についてメディアデザインの視点から研究。著書に「Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書」(BNN新社)。
https://4mimimizu.net/

定員

40名(事前予約制/先着順)

料金

無料

申込方法

下記フォームより必要情報をご記入の上お申込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S839226153/

申込締切
2023年2月6日(月)12:00
※定員になり次第受付を終了いたします。
※お寄せいただいた個人情報は厳重に保管し、本報告会に関わるご案内のみに使用いたします。
※内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を講じた上で実施いたします。ご来場にあたってはマスク着用などのご協力をお願い申し上げます。なお、37.5℃以上の発熱がある方や、体調不良が認められる方等は、当日ご入場をお断りする場合がございますので予めご了承ください。

お問い合わせ

「芸術文化による社会支援助成」運営担当(合同会社syuz’gen)
E-mail:act_ss@syuzgen.com
FAX:03-4333-0878

開催場所

アーツカウンシル東京 5階 会議室
(東京都千代田区九段北4丁目1-28 九段ファーストプレイス5階)

チラシ

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
運営
合同会社syuz’gen

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