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アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2013/05/20

坂本POレポート 現場をひらく(1)

東京アートポイント計画って何?
良く間違われるのですが、まちなかでのアートイベントを多数実施しているプロジェクト、ではありません。
もちろんイベントも実施していますが、それだけではありません。

プログラムオフィサー(PO)って何をやっている人?
これはアートポイント計画の事業内容よりもっと未知だと思います。

そこで本レポートでは、東京アートポイント計画事業の広域にわたる取り組み、そしてその事業展開をディレクターとともに進めるPOの仕事について、少しずつご紹介していきます。

さて、アートポイント計画、今年もいろいろやります。
アートプログラム(全10事業)。リサーチプログラム「Tokyo Art Research Lab」。
そして都外での活動として、「東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業」(岩手県、福島県、宮城県)。
これらの事業をアートNPO等との共催で事業を実施していきます。(各事業について詳しくはこちら)

POは、2名1組のチームとなり、平均で6事業を担当しています。
主な業務としては、
(1)共催団体とともに、事業のミッション、ビジョンを確認し、それらを軸に企画を組み立てる。
(2)共催団体と並走しながら、事業におけるPDCA(Plan-Do-Check-Act)のプロセスチェック、企画・広報・経理へのアドバイスや、タイムマネジメントのチェックをする。

共催団体に対するPOの役割は、例えるのであれば、スポーツ選手に並走するトレーナーのような存在。各団体の経験値に応じて、事業を進めるためにあらゆる方向から球を投げ、ドライブをかけ、成果を出すために動きます。

共催団体は、組織をつくりたての新生チームからベテラン勢まで様々。イコールパートナーとして、都内における未開拓な分野での事業実施を進めるケースもあれば、まちなかで活動するためのポジションを構築するために、事務局体制づくり、組織づくりからはじめるケースもあります。

新生NPOの中には、大学卒業後そのまま事務局を立ち上げたというチームもあり、それがまた大変。いわゆる企業などでおこなわれる新人研修のように、社会での常識、マナー等も教えたりします。おそらく彼らにとってPOは、口うるさい小姑のような存在ではないでしょうか。(そうでないことを祈りますが…)

そんな共催団体のみなさんとともに、自分たちの活動をきちんと伝えるためのことばを紡ぎあげることにより、現場をひらき、社会の中で価値づけることをめざし、東京における文化事業としての様々な挑戦を試みたいと思います。

では最後に宣伝です。今年の東京アートポイント計画は何をもくろんでいるのか。どんなメンバーで展開していくのか。その全貌をご紹介すべく、6月1日(土)14:00~16:00「東京アートポイント計画キックオフ会」を東京文化発信プロジェクトROOM302(アーツ千代田3331内)で開催します。当日配布予定のTokyo Art Research Lab 2013パンフレットも鋭意制作中。みなさまのご来場お待ちしております。

東京アートポイント計画プログラムオフィサー  坂本有理

Pratt Institute, Arts and Cultural Managementプログラム修士課程修了。早稲田大学第二文学部在学中に越後妻有アートトリエンナーレ、東京国際芸術祭、取手アートプロジェクトなどにボランティア、インターンとして参加。アートNPOに関する海外の事例を学ぶため2005年に渡米。大学院卒業後2008年よりAsian Contemporary Art Weekのプログラムコーディネーターとしてアジアソサエティ(NY)に勤務。2010年より現職。

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